24話
翌朝
ベットから起き上がり洗面所に行き顔を洗い
服を着替えたら一階におり朝食を頼んだ。
「おはよう、ユウマよく眠れたかい?」
「ええ、おはようございますエレスさんよく眠れました。朝食をお願いします」
「あいよ、少し待ってな」
少し待つとエレスさんの娘のミアが朝食を運んで来た。
「お待ちどうさま本日の朝食のガルゴンのスープと出来立てのパンにサラダ後はコンラの煮込みだよ」
「ありがとうミアちゃん頂くよ」
「はい、どうぞ」
ミアはまだ14歳だがしっかりしている。
この世界では15歳で成人として認められる。
「うん!やはりこの店の料理はどれもうまいな」
「ありがとう!父さんも喜ぶよ」
この料理を作っているのはミアの父親のアンソンだ。
「ミアちゃんはここにいていいの?」
何故かミアは対面の席に座って此方を見つめてる
「大丈夫、大丈夫少しぐらいなら「なんだって」いってきます」
ミアは勢いよく席を立ち客の注文を取りに行った。
「まったくもうあの子ったらすまないねユウマ」
「いえ、全然大丈夫ですよ」
「そうかい?ありがとうまあゆっくり食事をしとくれ」
朝食を食べ終わり宿を後にする
うーんこの後どうしようかな?
とりあえず昨日は食料品を買えなかったから今日は市場の方に行くかな
やはり此処は活気があるなそこかしこで店員が呼び込みをしてたり客の値段交渉の声が聞こえたりする。
ユウマはアイテムボックスがあるので保存食ではなく新鮮な野菜や魚を買い忘れずに香辛料も買った。
さてとそろそろ行くかな確か鈴羅木の安らぎ亭だったかな?
場所を近くの衛兵に聞くと鈴羅木の安らぎ亭は一等地にあるらしい
へぇやっぱり貴族だけあっていい宿に泊まってるな。
教えられた通りに進むと立派な宿があり看板に鈴羅木の安らぎ亭と書いてあった。
門番の横を通り中に入った。
「いらっしゃいませ、お客様本日はどのようなご用件でしょうか?」
「あの此処に宿泊しているカタリーナ・エルゼ・フォン・パルシナ様にアサイが来たとご連絡して貰えないでしょうか?」
「畏まりました。ではあちらのラウンジでお待ちください」
示された場所はいかにも高級そうなラウンジだった。
多分値段もお高いんだろうな
「いえ、あそこのソファでお待ちします」
「そうですか、畏まりました」
やはりこの面は怪しいかなみんなに訝しんで見られてる。
ユウマは顔を隠すために今は面はを被っている偶々露店で売っていたのを見つけて買ったのだ。
だってさっきから警備の人が俺のことを監視してるものな。
はぁ早く来ないかないや来なくてもいいな
どっちつかずの気持ちで待つこと数分ついにその時が訪れた。
「お待たせしましたね。アサイ」
その声に振り向き席を立ち頭を下げた。
やはり声をかけてきたのはカタリーナでその後ろには例の騎士2人が後ろに付き従っていた。
「いえパルシナ様さほどお待ちしておりませんお気になさらずに」
「そう此処では何です私の部屋にいらっしゃい」
「畏まりました」
一礼しカタリーナの後に続く。
ユウマはどうか面倒な事に巻き込まれません様にと願いながらその後に続く。