23話
ギルドカードの表示を変えました。
試行錯誤してますのでまた変わる可能性があります。
混乱すると思いますがどうぞご了承下さい
申し訳ないですm(__)m
カタリーナ達と別れたユウマは素早くその場を後にしてゴーレム達をアイテムボックスにしまった。
「ふぅ助けたのは失敗だったか?だが日本人の性として見捨てるのもな」
ユウマは自分が甘い事を理解した上で助けた一応ギルドでは自分の能力を伏せて貰ってはいるがいつそれが露見するかはわからないのだ。
ギルドも一枚岩ではなく様々な利権などが交わり運営されているので金に釣られた幾人かが情報の漏洩をしてもおかしくはない。
まだこの力がばれる訳にはいかない。
ばれてもそれに抗える力がないといい様に利用され使い潰されるだけだろう。
この世界は甘くない勿論元の世界も甘くはないがこちらは一つのミスが命取りになる世界で元の世界より命の価値が低い。
人々は常に魔物や盗賊などに命を危険に晒されている。
だから自分で自分の身を守る最低限の力をつけなければ命がいくつあっても足らないだろう。
幸いユウマは出会いに恵まれロベルトという信頼できる知人を得た。
だが彼も商人だから裏切らない保証はない。
だが今すぐどうこうはないだろう。
少なくともそれぐらいの信頼関係は構築できたと自負できたが流石に貴族が絡んでくると何とも言えない。
現在この能力を知っているのはウラカのギルド職員の極一部だけだろうだがロベルトの商会でゴーレムをもらったのでそこで足がつく可能性もあるがあの時通常時のゴーレムはローブで身を隠してたので大丈夫だろうそれにあのビッグウッドアーマーゴーレムも元のゴーレムとかけ離れていたのですぐに普通のゴーレムだと気づかないだろう。
だがいつかはばれるかもしれないので早めに力をつけるべきだろうまずは、レベルを上げ冒険者ランクを上げるべきだろう。
高位冒険者ともなれば様々な情報を手に入れることが容易くなるだろうそれにそんな高位の冒険者をギルドもそうすぐには切れないだろうという打算もある。
だがユウマは本来ただの普通の家庭で生まれ育ったただの学生であるから思わぬところで足元を掬われることもあるべきだと頭の片隅に常に置いておかなければならないだろう。
ふぅとりあえずはギルドでゴブリンの耳を提出してお金を受け取り装備を補充してそれからあの貴族のお嬢様が泊まっている【鈴羅木の安らぎ亭】に行かなければなら。
はぁ気が重いな。
ギルドに戻り討伐証明を提出し大銅貨8枚と銅貨70枚を受け取った。
結構ゴブリンを狩っていたんだな。
次はハウリさんの店でゴーレム達の防具でも揃えるかまあ、あまりいいのは買えないし一体が限界だろうけど。
いや、今回は武器の手入れにしとくかそれにもしもの為に食料を買っていつでも逃げれる様に準備しとくかなまあ備えあれば憂いなしっていうしね
そうと決まれば早速ハウリさんの店で手入れして雑貨屋に行くか。
「こんにちはハウリさん」
ユウマの声に反応しておくからドワーフが槌を片手ね出てきた。
「おう!坊主どうした?」
坊主に苦笑しながらもまあいいかと思いながら
「武器の手入れをお願いします」
「わかったみせてみな」
言われた通りにアイテムボックスから武器を出しわたした
「買ってからあまり時間は経ってないのに大分使い込まれてるな?刃こぼれもしてるしなんだ?岩でも斬ったのか?」
「いや違うなこりゃ大量に魔物を斬ったな」
武器を受け取るとハウリは独り言をぶつぶついいその目をユウマにむけ
「おめぇたった数日でどんだけ魔物を斬ったんだ?」
呆れ混じりにそう問いただした
「まあ軽く2.3百匹ぐらいですかねあはは」
乾いた笑いが出た。
「はぁハウンドハイウルフを倒したことからある程度腕はたつのはしってたが流石にたった数日でゴブリンだとしても狩りすぎだぜ」
まあ、そうなのかな称号もあの後チェックしたら増えてたし
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3未設定
レベル:18
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:1470 魔力:2764
筋力:947 耐久:865
敏捷:765 精神:1048
器用:917
-スキル-
鑑定Lv4 魔力回復率Lv3
隠蔽Lv4 アイテムボックスLv4
剣術Lv6 生活魔法Lv3
マップLv1 軍団指揮Lv2
-固有スキル-
幸運Lv6 使役Lv4
-称号-
異世界人 小鬼殺し(ゴブリンを相手にした時攻撃力に補正がかかる)
まああって困る称号でもないしなそれに冒険者カードにも記録されてたし
〜冒険者カード〜
名前:ユウマ
ランク:E
年齢:19
性別:男
職業:剣士
クラン:未所属
パーティー:未所属
称号:小鬼殺し
と記載されてたしな。
「まあこれぐらいならすぐに研ぎ直せるぜ」
「あの、その作業を見学出来ますかね?」
興味本意で聞いてみた。
「ん?別に構わねえが変わってるな下っ端の冒険者どもはこういうのは普通見ねえからななちゃいねえぜと思ってるがな自分の命を預ける相棒だその状態をしっかりと確認するもんだが奴らは見栄えばかり気にしてこういう細かな点などはあまり気にしないから少しの刃こぼれでいちいち金を出して研ぐのも面倒だから出さないやつや自分でやるやるもいるからなちゃんと知識があって研ぐならいいがないのにやるも余計に悪くなるだけだがな」
「おっと愚痴ばかりですまねぇなよし!着いてきな特別に代金はサービスしといてやるからいらねえよガッハッハッハ!」
「ありがとうございます」
ちゃんと御礼を伝えた。
「へぇこういう風にやるんですね」
「おう!剣の一つ一つに癖があるからな同じ様にやるとばらつきが出るから一つ一つ丁寧にやらないとだめよ」
ハウリは上機嫌で説明してくれた。
ついでとばかりに「鍛治の方も見学するか?」
「はい!是非お願いします」
ユウマはどれも物珍しくて楽しくてしょうがなかった。
「よし!わかった見せてやるよ」
ハウリの発言に弟子達は唖然として作業の手を止めたそれに気づいたハウリが「おめぇら手が止まってるぞ!」と叱咤するとはっと気づき慌てて作業に戻った。
普段ならもっと叱るところだが今は機嫌が良かったのでそれだけで済んだそのことに彼らはユウマに感謝したが彼が居なければそもそも作業の手を止めなかったのではと一瞬皆が思ってがまあいいかと流した。
ユウマはハウリに鍛治の作業を見学させてもらってる時に新たなスキルを得た感じをしてステータスをチェックすると
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3未設定
レベル:18
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:1470 魔力:2764
筋力:947 耐久:865
敏捷:765 精神:1048
器用:917
-スキル-
鑑定Lv4 魔力回復率Lv3
隠蔽Lv4 アイテムボックスLv4
剣術Lv6 生活魔法Lv3
マップLv1 軍団指揮Lv2
鍛治Lv1
-固有スキル-
幸運Lv6 使役Lv4
-称号-
異世界人 小鬼殺し
と新たに増えていた。
なぜこんなに簡単にスキルが増えるのだろうと思ったがまあ異世界人補正だろうなと当たりをつけた。
確かにそれもあるが固有スキルの幸運も作用していたがそれを知るのは随分先になる。
その後研いで貰った武器を受け取り鍛治の見学を終えたユウマが外に出ると18時を報せる鐘の音が響いた。
あっ雑貨屋に行くの忘れてた。
明日行くとりあえず宿に帰ろう。
宿に帰りエレス達に挨拶して夕食をとり部屋に戻りベットに突っ伏した。
「はぁ今日は色々あって疲れたなそれに宿にいつ来るかは明言されてないし明日でもいいか」
呟き瞼が段々と重くなりその後部屋には規則正しい寝息が聞こえた。