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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
バトランタ攻防戦
240/250

211話〜試練のダンジョン⑦〜

遅れました。

 


 特に怪しい場所は見つからない。


「どうだ?」


「何も見つかりませんね」


「いや、よく見てみろ」


 ムスが指差す先には一匹の蟻の姿があった。


 よく観察していると、蟻は全く同じ動きをしていた。


 木の穴に入ると、茂みからまた一匹の蟻が出て来て、同じルートで同じ速度で動いていた。


「ループしているのか」


 ムスが木の穴を壊して穴を広げる。

 すると木は空洞になっており、中にはルーン文字が刻まれていた。


「これを壊せば良いのか?」


「下手に壊すと何が起きるかわからない。解読する必要がある」


 ルーン文字は古代語の一つであり、現在は失われた文字が多く解読は困難と言えるだろう。


 しかし不思議とユウマは読めてしまう。


「これは……なるほど」


「読めるのか?」


「はい。何故かはわかりませんが、自然と頭の中に入って来ます。この刻まれている文字によるとどうやら法則がありそうです。同じ様に後ろを着いて来て下さい」


 ユウマは文字の通りに動く。


 前に1メートル進み止まる。そして左に直角に曲がり3メートル進む。


 そして右側にジャンプする。


 すると景色が一変する。


 森であったはずが石造りの通路に出て来たのである。


「これは不思議な光景だな。転移ではなさそうだが」


「進みましょう」


 6人は通路を進む。


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