21話
朝になり一階に降りて食事をしたら早速ギルドに向った。
この時間帯はやはり混雑しておりとても騒がしく依頼書を巡って喧嘩も起きていた。
俺はその間を縫うように通り抜けEランクの依頼書をみた。
ーEランクー
常時依頼
採取依頼:月光草10株
報酬:10株銅貨20枚
ーEランクー
依頼内容
城壁の補修
日給:大銅貨1枚
などなどまだまだ初心者用の依頼内容ばかりだ
どれにするかな?
これにするか
ーEランクー
常時依頼
討伐依頼:ゴブリン
討伐証明:右耳
報酬:一体につき銅貨10枚
まあ定番だよね
早速行くかなそういえば常時依頼はわざわざ受付に行かなくても確かよかったんだよなあとでルールブックを貰ったからな
あの騒ぎですっかりルールブックなど細かい所の説明がちゃんとされていないことが判明してあの二人はまたグンナイさんにこってりと絞られていたな。
帰ってきた二人は何処か遠い目をして悟りを開いてたな。
どんな内容だったのか怖くて聞けなかったな。
まあそれはこの際置いといて依頼に行くとしますか。
行く途中昼飯用に露店でサンドイッチをテイクアウトしアイテムボックスに入れといた。
北門に向かいベリルさんに(北門の門番の名前)と話に手続きをして(まあ手続きといってもギルドカードを見せるだけだ)北の森に向った。
街から十分に離れた事を確認してゴーレムを8体を出し狩りにいく。
今回ゴーレムにはゴブリンをまかせて俺は月光草の採取に挑戦する。
まあ鑑定スキルがあるから大丈夫だろう。
鑑定を使い月光草以外にも色々な薬草を採取してみた鑑定によると毒消しや中級ポーションの素材などに使われるポルカ草を採取した。
因みに月光草は夜間でも物が見える暗視の効果がある薬の素材である。
はぁ結構探すの大変だなこう自分を中心としたマップがありそこに薬草の場所が映し出されたら便利なのにな
ちょっと挑戦してみるか。
確か初級魔法書に(ギルドには初級魔法書や初心者の心得というサバイバル術が記載された本などがあり少しでも生存率を上げるために読む事を推奨されている)書いてあった自分の中の魔力を感じそれをソナーの様に辺りに発信させる
すると頭の中に地図が浮かび上がりそこに薬草の反応や野生の動物の反応があった。
早速ステータスを開くと
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3未設定
レベル:9
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:584 魔力:1123
筋力:345 耐久:341
敏捷:336 精神:526
器用:497
-スキル-
鑑定Lv3 魔力回復率Lv2
隠蔽Lv3 アイテムボックスLv3
剣術Lv5 生活魔法Lv3
マップLv1
-固有スキル-
幸運Lv5 使役Lv2
-称号-
異世界人
ステータスに変化が起こっておりマップスキルを手に入れたそれに最近よくアイテムボックスを使用したお陰かアイテムボックスのレベルも上がっていた。
ゴーレム達の様子を見ると順調に狩りが進んでいた。
ゴブリンは、はっきり言って素材になる部分はないので右耳を取るだけなので狩りが捗りゴブリンは数が豊富なので大量に狩れる。
もうそろそろ太陽が頂点に達するので昼飯にした。
アイテムボックスからサンドイッチ、果実水を出して食事をしていると森の奥から悲鳴が聞こえた。
慌ててサンドイッチ、果実水をアイテムボックスに入れてゴーレムを集合させ悲鳴が聞こえた場所に急行する。