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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
バトランタ攻防戦
235/250

206話〜試練のダンジョン②〜

遅れました。



 ガンジョーが先頭になって進む。


 大きな盾を構えて、前からの脅威に備える。


 慎重に間隔を空けながら、一行は一本橋を進む。


 すると左右から矢が飛んで来る。


 それをリムやムスが短剣を使い弾く。


 何度か防ぐと落石などもあったが、問題なく対処した。


 そして橋を渡り終わると、扉があり開く。


 中は広場になっており、宝箱が点在していた。


「殆どは罠だ。中には本当に高価な物もあるが、今回の目的はこの階層じゃない。無視して進むぞ」


 ヨーゼフの言葉に従って、宝箱は無視して進む。


「次は迷路だ」


 迷路の入口には、他の冒険者パーティーの姿もあった。


「ん?ヨーゼフ!お前達も来たのか!」


「おう!相変わらずの丸顔だな!」


 ヨーゼフの知り合いらしき、冒険者が声を掛けてきた。


 全員が重厚な鎧と盾と装備した、男ばかりのパーティーである。


 パーティーに異性がいるのは意外と少ない。

 何故ならトラブルの原因になるからだ。


 過去にも高位冒険者パーティーが、痴情のもつれで解散したパーティーが幾つもある。


 ヨーゼフは暫く知り合いの冒険者と、情報交換をする。


「どうやら悪い知らせのようね」


 戻って来たヨーゼフの顔を見て、アンジェラはそう判断した。


「ああ、その通りだ。どうやら1時間ほど前に、迷路が動いたらしい。今は斥候たちが中に入って新たにマッピングしてるらしい」


 この迷路は不定期で中の構造を変えるらしい。


 その度に新たなルートの作成が必要になる。


 危険な罠も出現したりするので、変化直後は更に気を引き締めて行かなければならない。

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