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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
第1章〜辺境都市ウラカ〜
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20話

 森に入り暫くするとファングボアを見つけた。


 ゴーレム2体に命じ襲わせた。


 ゴーレム達の動きは聞いていたのと違い俊敏で力強かったよく見たらその動きは俺の剣術と似ていたそこである仮説を思いついた。



 もしかしたら使役してるゴーレム達は俺のスキルの剣術をトレースしているのではないか?


 確かにゴーレム達とはなんて言えばいいのか感覚が繋がっている様な不思議な感じがする


 もしそうならゴーレムが傷を負うと俺にフィードバックするのか?


 試してみるか



 ゴーレム1体の動きをわざと止めてファングボアの突進を受けさせた。


 ゴーレムは倒れずに見事に受け止めた。


 どうやらフィードバックはしないみたいで安心したもしフィードバックするならあまり多用できないからだ。


 その後2体を護衛として残し後の6体を散会させファングボアを狩らせた。


 自身もファングボアを狩りに行動した。


 暫く狩りをした後もう十分だろうと血抜きなどを済ませ街に戻る途中でゴーレム達も戻した。


 北門に戻ると門番が声をかけてきた。


「おっ!成果はどうだった?1人で大丈夫だったか?」


 顔は厳ついが優しく親切な門番が声をかけてきた


「ええ、大漁ですよ」


 門番が怪訝そうに俺を上から下までみた


「でも、荷物がなくねぇか?」


「ああ、俺はアイテムボックス持ちなんで」


 門番は納得したのか頷き


「ああ、なるほどなアイテムボックス持ちかそれなら納得だおっと通っていいぞ、じゃあな」


「ええ、ありがとうございます」


 礼を言い中に入って冒険者ギルドに向かった。


 受付に行きアイテムボックスから大量のファングボアをだした


 受付嬢のリリアは、目を白黒させ吃驚していた。


「……うわぁ〜多いですね」


 自分でも少し狩りすぎたかなって思った



 その後鑑定して貰い討伐数32体それに状態も良かったので追加報酬がもらえ大銅貨3枚と銅貨50枚が貰えた。


 渡したギルドカードに何やら操作して返却されると右上に描いてあったFがEに変わっていた。


「あれ?Fランクって依頼を3つ完了しないと上がらないんじゃ?」


 疑問にリリアは、笑顔で答えてくれた。


「Fランクは最低限の戦闘能力の確認なので討伐数に応じてすぐに上がったりします」


 なるほどだからか


「そうですか、わかりました。ではありがとうございます」


「いえ、お疲れ様でした」


「そういえばここらで安くて美味しい料理の宿を知りませんか?」


 リリアは暫く考えてから



「そうですね、ギルドを出て右手側を暫く進むと兎のマークの『初心者の兎亭』がありますのでそこはどうでしょうか?」



 リリアの話によるとギルドは周辺の幾つかの宿と提携しておりランクに応じて各種サービスがあり初心者でも安く泊まれる宿も幾つかあり、その中のオススメの店を紹介された。



「ありがとうございます。早速行ってみます」


 リリアに別れを告げギルドを出て『初心者の兎亭』に向った。


 宿に入ると女将さんが話しかけてきた。



「いらっしゃい、宿泊かい?それとも食事かい?」


 女将さんはこの辺りでは珍しい褐色の肌を持ちグラマラスな体型で顔はほりが深く整った顔立ちをしてとても綺麗で美人だった。


「……宿泊です」


 見惚れて返事が遅れてしまった。



「あいよ、一泊二食付きで銅貨50枚だよお湯が使いたかったら一回銅貨10枚頂くよ」


「朝食は6時から9時の間でこの鍵を見せてくれると出すよ、追加の注文は別途料金を頂くよ、夕食は17時から20時までの間だよ、遅れると悪いけど出せないからそのつもりでね」


「わかりました」


 了承し何日泊まるか考えるとりあえず一週間泊まるかな、その間に生活スタイルを確立させていかないとな


「そうですねでは一週間でお願いします」


「一週間だと大銅貨3枚銅貨50枚だよ」


 言われた通りに料金を支払った


「確かにこれが部屋の鍵で二階の階段から出て右手の奥の部屋だよ」


 渡された鍵を見ると210と書かれていた。


 ちょうど今日の報酬分だなもっと稼がないと生活出来ないな、また明日依頼を頑張るか



 その後商会に行きロベルトさんに挨拶して保証金を返し宿に戻り一休みした。



 宿に戻り17時になりお腹が空いていたので部屋から出て鍵をかけ一階の食堂に降りて鍵を見せて料理を待つこと数分料金が運ばれてきた。


 メニューはポヌーのステーキに新鮮なサラダにコンスメに似たスープの3品だった。


 飲み物はエールを頼み食べた。


 ステーキはとても柔らかく美味しかった。

 サラダはとても新鮮でシャキシャキと歯ごたえもよく素材の味を引き立てていた。


 コンスメに似たスープの名前はコンパレスープと言い味はコンスメに似ていた。



「ふぅ〜美味しかった」


 とても満足した


「おや、綺麗に食べてくれたようだね」


 その声に振り向くと笑顔の女将さんエレスさんがいた、この宿は家族で経営しているらしく女将のエレスさんに娘のミア、旦那のアンソンの3人で営んでいるらしい。


 エレスさんは南部の国バハンタール国出身らしく家族でオルトメルガ王国に越してきてそこでアンソンと出会い恋に落ち2人でウラカで店を建てたらしい。


 ウラカは慢性的に人手不足の為にすぐに営業許可証が出るその代わり魔の森に近いため危険も伴う。


 何故エレスがオルトメルガ王国に来たかというと内乱が発生して国が真っ二つに割れそこに運悪く【大厄災】(グレートデザストル)と言われる魔物の侵攻が発生これはダンジョンから魔物が溢れたり自然発生する魔物が急激に増殖して起こる現象である。


 このためバハンタールにいるのが危険と判断したエレスの家族は国外に脱出した。


 現在は各国から救援部隊が派遣され鎮静されたが内乱と合わせて国が荒れ戻るに戻れない状態になっているらしくそれに今は一時的に停戦しているがいつ再戦するかわからない危険な状態になっている。



「ええ、美味しかったです。ご馳走様でした」


「お粗末様でした」


 その後暫くエレスさんと談笑して部屋に戻り眠りにつくことにした。






「ん〜今日は疲れたなまだまだやることは沢山あるし焦らずにゆっくりとしていくか」







戦闘シーンの描写がなし⁉︎


(作)ファングボアが弱すぎたんですよ涙


あんだけ言っといてすいませんでした。

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