表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
バトランタ攻防戦
228/250

199話〜論功行賞〜

 

 ウラカ防衛戦から数日後、戦後処理も終わり王都で論功行賞が行われる事になった。


 帝国の侵攻から魔物の暴走まで、困難続きであったが、漸くそれも終わったのである。


 ユウマもクヴァルムとして参加していた。


 クヴァルムの派閥の長でもある、第三王女シャルロットも評価された。


 クヴァルムも男爵から子爵は陞爵された。


 論功行賞が終わると、戦勝を祝したパーティーが開かれた。


 今回活躍した事で、クヴァルムにも擦り寄って来る貴族はいた。


 そう言う貴族は風見鶏であり、信頼は置けないが数は力とあり今はそう言った貴族も取り込む必要がある。


 それに娘を何かと紹介して来る。


 今は乗りに乗っているクヴァルムも取り込もうとしているのだろう。



「随分疲れておるな」


「これは殿下」


 シャルロットが派閥の者を率いて、クヴァルムの元にやって来た。


「もっと砕けたので良いぞ。と言いたいが今は無理じゃな」


 チラリと周囲を見ると、こちらの様子を伺っている貴族達がいる。



「今回はだいぶ奮発したの」


 今まで秘匿していた山の民達も動員した為に、これでクヴァルムの戦力の多くは露呈して事になる。


「ええ、ですが今回は仕方がない事かと。それに報酬も十分に頂きましたので」


「そうか。そうそうお主の退路を絶った男爵じゃが、蜥蜴の尻尾切りをされての逆賊行為としてお家を取り潰しにされたらしい」


「そうなのですか?」


「うむ、妾の派閥から代理の代官を派遣しておくので、暫くはその者と上手くやっとくのじゃ」


「ご配慮ありがとうございます」


 他派閥からの接触もあるかと思ったが、流石に論功行賞後の晩餐会とあり平和に過ぎて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ