186話〜東部防衛戦・終〜
短めです。
ルーセント辺境伯達を助けに来たのはクヴァルム率いる 魔導機兵5800である。
他の助けに来た救援軍は中央軍を支援している。
疲れを知らない魔導騎兵が為に、昼夜を問わずに駆け抜け、何とか間に合ったのである。
「ご無事ですか?」
「これはドゥーエ男爵、救援感謝する。しかし貴公がここに居ると言うことは、そちらは撃退出来たのか?」
「ええ、危ない所を冒険者達に助けられました。彼らは現在中央軍を助けに向かってます」
そこへ伝令がやって来る。
「報告します。帝国軍は完全に撤退いえ、潰走して行きました」
「うむ、報告ご苦労」
「追撃はしますか?」
「いや、こちらの被害も大きい。それよりも先に村人達を助けに行った者達はどうした?」
「はっ!本隊が敗れた事を知って引き返して行ったそうです。無事に後方の村に送り届け冒険者達はこちらに向かっているそうです」
その後は負傷者の手当などを行う。
クヴァルム達が到着してから数時間後に、漸く王国軍がやって来た。
その数は2万であり、例え残党が集結し反抗して来ても、十分に対抗出来る数である。
あとは王国軍が引き継ぎ、残党狩りと国境の守備につく予定である。
ルーセント辺境伯や他の貴族軍は、後方に念の為に予備兵力として残り、負傷者達は王国軍と随行して来た教会関係者達が治癒魔法で癒して行く。
あとは中央の決着を残すところである。
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