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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
バトランタ攻防戦
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182話〜東部防衛戦⑤〜

最近は暑いですので、皆様体調にはご注意を

 


 集まった冒険者達はいずれもCランク以上の優秀な者達である。


「諸君。集まってくれて先ずは礼を言う。追加で依頼をお願いしたい。勿論それ相応の追加報酬も払おう」


 そう言って冒険者達を見回して、表情を観察する。


 自信ありそうな者や、少し不安そうな者もいる。


「実は先程発覚したのだが、近くのこの村にまだ留まっている村人がいる。頼みたいのは彼らの避難だ」


「それは既に勧告はしてたんですよね?留まっているのは村人の意志なので我々が行った所で動きますか?」


「これは領主命令だ。既にその村を管轄する領主からは許可を得ている。もし帝国軍が村を発見すれば、略奪に向かうだろう。そうすると村人は魔物の餌になる。

 現在敵は食糧難に陥っているので、少しでも敵に回復の隙を与えたくはない」


「わかりました」


 冒険者達は納得して依頼を受ける。


 こうして実に10名程の冒険者が秘密裏に村に向かった。


 今回は少数精鋭と言うことで、斥候職を多く選び派遣した。


 彼らが村に行きやすいように、ルーセント辺境伯麾下の騎士団が砦から出て一撃離脱戦法を送る。


 出て来ると思わなかった、帝国軍は対処が遅れ体勢を整えている間に騎士団は砦内に退却して行った。


 この騒ぎの隙に冒険者達は砦から抜け出し、村に向かって行ったのである。


 この時、別働隊もある任務を与えられ砦から出ていたが、気付く者はいなかった。



 その後も三日間に渡り籠城戦が繰り広げられた。



「何やら敵の動きがおかしい」とここに来て漸く帝国軍も王国側の動きに異変を感じた。


 一度撃って出て行こう、前よりも注意を引きつけている様に感じるのである。


 念の為に帝国軍は斥候を大目に、広範囲に散らせた。


 そして遂に見つけたのである。


 未だに避難が完了していない村を。


 そこに帝国軍は魔獣兵と魔物を放つ。

お読み下さりありがとうございます。

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