171話〜帝国の動き〜
今回帝国軍はバトランタに向けて2万。
要塞には8万の兵力を派遣することが決定した。
バトランタへ向かう軍は先遣隊であり、素早くバトランタを突破して、後ろから要塞を襲うのが目的である。
先遣隊2万がバトランタを突破した後、後発隊2万が侵攻する予定である。
今回バトランタの先遣隊2万を率いるのは精鋭騎士団でもある竜緑騎士団の団長でもあるラジェット将軍である。
攻めには定評のある将軍である。
「いよいよですね。ラジェット将軍」
嬉しそうに部下の一人が言う。
殆どの者がバトランタを侮っている。
それも仕方のない事ではある。
バトランタは突破して当然の要地である。
中核の竜緑騎士団3千に帝国軍5千残りは徴兵された兵士達である。
先遣隊2万は順調に進み、一週間ほどでバトランタに到着した。
「なんだあれは?」
バトランタの防衛戦は、穴がいくつも掘っており、木の柵や石の様な何かが無数に点在していた。
そして鉄の筒と思われる物が幾つも確認出来た。
「どうしますか?」
「そうだな。取り敢えず魔術師による先制攻撃の後、5千を送り込み様子を見るぞ」
「畏まりました」
いよいよ戦端が切って落とされようとしていた。
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