151話〜追跡〜
短めです。
最近寒くなりましたね。
執筆するのにも支障が出て来てます。
ウェールズは店を出るときに、店員にメモを渡してそれをギルドの職員に渡す様に頼んだ。
普段からよく利用してくれるウェールズであるし、ギルドも近くなので店員は快く引き受けてくれた。
店を出た二人組の後をウェールズは追跡する。
ウェールズは体格もよく目立つ容姿をしているが、そこは元Aランク冒険者である。
気配を消し、自然に街中に溶け込み二人組を追跡する。
追跡されている二人は、ウェールズに気付く様子がなく裏路地へと入って行く。
その後をウェールズは追う。
スラムの中でもだいぶ奥まった場所まで、二人は迷う様子となく歩いて行く。
途中出会うスラムの住人は、彼らの腕に巻かれた黒い布を見て遠ざかっていく。
暫く進むとなんの変哲もない、一件のボロい建物に到着する。
建物の前には数人の見張りと思われる男達がいた。
「ん?休憩は終わったのか」
「ああ、暫く俺たちが見張るからお前達も行って来たらどうだ?」
「そうだな。腹も空いて来たしな。じゃあ任せる」
「あいよ」
数人の男達は飯を食べに出掛けていった。
周囲の様子を伺うが、他に見張りはいない様なので二人に近付いて気絶させる。
二人を物陰に隠して中に侵入する。
一見なんの変哲もない建物であるが、地下へと通じる隠し通路があった。
罠がないか確認してから中に入る。
地下へと降りて行くと、複雑な通路になっており近くの部屋に入ると、そこには檻に閉じ込められた魔物の姿があった。
どうやらあたりの様である。
今回はこのぐらいにして地上に戻る。
気絶させた二人を建物の中の椅子に座らせる。
そしてギルドに戻る。




