144話〜異変①〜
最近短めですいません。
冒険者ギルドに急いで向かい中に入ると、人でごった返していた。
「多いですね」
「そうだね。普段の倍以上いるよ。これは」
どうしようかと思っていたら「注目!!」と野太い声が聞こえた。
何だ何だ?と大声を出した男を見ると、2メートル近い筋骨隆々な大男であった。
「簡単にだが状況を説明する。現在迷宮の各階層で新種と思われる魔物が多数発見されている。特徴としては通常の魔物よりも巨大で凶暴である事だ。変種や亜種の見方もあるが、取り敢えずは新種とする。そして最大の特徴が魔石を残さない事だ。これより調査団を結成しようと思う。我こそはと思うものは名乗りを上げて欲しいが、今回は条件を幾つか付けさせてもらう。先ずランクはDランク以上に限る。ソロは禁止で最低4人パーティーで行動してもらう。他にもあるが大まかなのはこれだけだ。後で掲示板に詳しいことは張り出して置くので必ずチェックする様にお願いする」
そう言って筋骨隆々な大男は二階に上がって行く。
「今の人は?」
「ウェールズの旦那だな。このギルドの副ギルドマスターさ。元Aランク冒険者で、アタシ達が新入りの頃世話になった担当教官だね」
「どうするなの?」
「ウェールズの旦那に直接話に行くさ」
そう言ってビルナはズンズンと進んで行く。
受付に話すと、上の部屋へと通された。
ユウマ達は連れと言う事で許可が降りた。
案内された部屋には先ほどの大男であるウェールズがいた。
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