141話〜オークション①〜
コロナウイルスが凄いですね。
色々と予定していたイベントや旅行が、コロナの影響で中止になり残念です(T . T)
皆様も体調には十分にご注意を
早速『回復:中』のスキルスクロールを受付に持って行く。
「これはダンジョンで見つけた戦利品だ。オークションに掛けたいんだが?」
希少な物でギルドで買い取れない物は、基本的にオークションに流れる。
「畏まりました。どう言った物でしょうか?」
『回復:中』のスキルスクロールを2本見せる。
「こ、これは。確かに」
回復系統のスキルスクロールは希少であり、特に貴族が欲しがる物である。
他にめぼしい物が無ければ、目玉商品になること間違いなしである。
「すぐに手続きに移ります。落札金額はどちらの口座に?」「あたしの所のパーティーと、ユウマ達のパーティーに半々入れてくれ」
「承知しました。ギルドは仲介手数料として落札金額の1割を頂く事になりますが?」
「勿論、承知しているさ」
「では、此方へサインを」
出された契約書に慣れた手つきで、スラスラとビルナが署名する。
そしてそれから2日経ち、オークションの開催日である。
今回は出品者席に案内されて、そこからオークションの様子を伺う。
最初は何々の作品!と言った感じで、有名画家の絵や有名陶芸家の陶芸品などが、続々と出品されて行き、それを参加者達が落札して行く。
どれも安い値段の物ではないが、ポンポンと手を上げて値段がある程度上がると、落札されて行く。と言ったサイクルである。
そしてそれが終わると、次は奴隷である。
見目麗しい者達が集められている。
この国は公には禁止されているが、迷宮都市は一種の治外法権であるので許されている。
先程よりも高額な値段が次々と付いて行く。
そして全ての奴隷が終わった後、いったん小休止に入る。
この間に奴隷達は別部屋で支払い後に、契約をしたりする者達もいた。
ユウマ達も軽くトイレ休憩や、飲み物を飲んだりした。
そして小休止の後に、次は迷宮で発見された迷宮産のアイテム類である。
このオークションの本命と言ってもいいだろう。
先程よりも会場全体から熱を感じる。
「では最初の品はこちらです。こちらは迷宮の16階層の宝箱から見つかった魔剣です。効果は魔力を込めれば切れ味が鋭くなり、更に刃こぼれがしないものです。金貨150枚から始めさせて頂きます」
効果はそれほどだが、武器を買い換えずに済むメリットがある。
値段はそれほど上がらずに、金貨280枚で落札された。
次々と魔剣や魔杖が出品され、平均金貨400枚で落札されていく。
だが次に紹介されたスキルスクロールは、金貨1280枚で落札された。
やはりスキルスクロールは高い様だ。
それからスキルスクロールが9枚出たが、どれも金貨1,000枚は超えた。
中には2,000枚を超えたのもあった。
そして次はいよいよユウマ達が出品したスキルスクロールである。
読んでくださりありがとうございます^_^
ポイントやブックマークは大変励みになりますので、宜しくお願いします。
3月、4月は忙しくなりますので次の投稿は間が空くかもしれません。
ただでさえ大体月一投稿ですので、申し訳ないですが宜しくお願いします。
今回は短めなのでもう1話は今月中に出せればと思います。
銅貨100枚→大銅貨1枚
大銅貨10枚→半銀貨1枚
半銀貨100枚→銀貨1枚
銀貨100枚→小金貨1枚
小金貨100枚→金貨1枚
金貨1000枚→白金貨1枚
こうなってましたがややこしいと思いまして
銅貨100枚→銀貨1枚
銀貨100枚→金貨1枚
金貨1,000枚→白金貨1枚
と変更したいと思います。
突然の仕様変更すいません。
それと貨幣価値につきましてはご指摘がありました。
その点ですが、アイテムや報酬の値段が円換算だと現代の物価を基準に値段を推測してしまい、それが作品中の値段と釣わない事態となりますので、円換算ではないです。




