114話
短くてすいません。
二時間後クヴァルムは喉が渇き目を覚ます。
近くの呼び鈴を鳴らすと、メイドがやって来たので水を頼む。
するとすぐに水差しとグラスを持ってやって来た。
「ふぅ〜」
水を一口飲み一息つく。
どうやらレベルの最適化に伴い寝入ってしまった様だ。
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3魔術士・4錬金術師・5機工士
レベル:81
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:94125/94125
魔力:102060/102060
筋力:85100
耐久:70520
敏捷:80452
精神:65015
器用:70752
-スキル-
魔眼Lv19 魔力回復率Lv20
隠蔽Lv31 アイテムボックスLv30
剣術Lv49生活魔法Lv26
マップLv31 軍団指揮Lv51
盾術LV31 斧術LV25
格闘LV28 馬術LV46
弓術LV25 投擲術LV24
気配察知LV39
敵意感知Lv8
鍛治Lv30 氷魔法Lv34
風魔法Lv30 雷魔法Lv34
土木魔法Lv40 水魔法Lv35
火魔法Lv34 回復魔法Lv41
付与魔法Lv24 召喚魔法Lv49
略式呪文 模倣Lv41
改変Lv23 幻術LV28
使い魔召喚Lv41
解体Lv31 並列思考Lv16
吸収Lv19 錬金Lv41 工作Lv35
-固有スキル-
幸運Lv40 使役Lv85
経験値増加Lv18
-称号-
異世界人 ・魔物殺し ・軍団長
統べる者 ・作成者 ・探求者
受け継ぎし者 ・解体職人・蛮族の王
後でクヴァルムの方のステータスも改変しとかないとな。
暫くするとアールがやって来た。
クヴァルムが起きたことを先程のメイドが知らせたのだろう。
「主様アールです。入ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、大丈夫だ。入ってくれ」
許可を出すとアールが中に入ってくる。
「アール。戦後処理は順調か?」
「はい。彼らは素直にこちらの言う事を聞きますので、予想の倍近く処理が進んでいます」
「それは重畳だな」
「はい。このままのペースで進むと、後二、三日でバトランタに戻れるでしょう」
「そうか。もう既に戦勝の事はリーゼに報告済みか?」
「はい。今回は秘密裏に進めておりますので、凱旋式などは執り行えませんがよろしいでしょうか?」
「ああ、その分今回同行した兵士の諸君らには十分な手当てを当ててやれ」
「畏まりました。その様に手配致します」
「他に何か報告はあるか?」
「はい。幾つかの小部族から従属したいと申し出が来ましたが如何致しますか?」
「そうだな。許可する。委細アールに任せるので好きなようにして良い」
「わかりました。報告は以上です」
「そうか。ならば飯の支度をしてくれるか?凄く腹が減ってな」
「畏まりました。丁度夕餉の時間帯ですので、他の者達の分も序でに用意させます」
「ああ、頼む」
アールは一礼してから天幕から出て行く。
凝り固まった肩を解していると、夕食を持った給仕がやって来る。
遠征中とあり豪勢な食事とは行かないが、それでも今日は遠征の目的を一先ず達成したので、いつもよりかは品数も多く豪勢になっている。
「ふう、美味しかったよ」
「ありがとうございます。では食器をお下げ致します」
食べ終わり食後のコーヒーを飲んでいると、アールがやって来る。
「事後処理は殆ど完了致しました。あとはイデアルに帰還するだけです」
「そうかご苦労」
労いの言葉を掛けてから、クヴァルムは天幕から出て野営地を見て回る。
皆思い思いに仲間と焚き火を囲みながら、夕食を楽しそうに食べている。
現在歩哨はゴーレム兵達がしているので問題ない。
「どうやら仲良くやっている様だな」
見ればバトランタ領兵と蛮族達は肩を並べて座り、仲良く談笑している。
「はい。彼等は素直な性格をしており、戦いでの事は外には持ち込まない性格をしているようです」
クヴァルムの呟きに答えたのは、いつの間にか後ろにいた侍従の一人である。
この侍従も魔導人形の一人であり、クヴァルムの身の安全と世話を担当している。
「そうか、だがあまりハメを外さない様には言っといてくれ。明日の行軍に差し支えない程度ならば酒も出してやれ」
「畏まりました。その様に手配致します」
一通り野営地を回った後、思ったのは装備品は確かに統一されているが、その下に着る服装は皆地味目な茶色や黒の服を下に着ているだけである。
そう言えば王都でも騎士達は上品な服装を下に着ては居たが、ちゃんと統一した服装は着て居なかったな。
ならば軍服でも作ってそれを着させた方が、見栄えも良いし何処の所属かもわかりやすい様に、部隊ごとに番号を振り分けるのも良いかもしれん。
クレアシオンに戻ったら服飾店に、その旨を伝えて置こうかな。
あれこれとクヴァルムは今後の予定を頭に思い描く。
「主様。今日はもう遅いので天幕でお休みになられてはいかがでしょうか?今日は激戦を繰り広げたばかりですし、夜の風は身体に響くかと」
「それもそうだな。今日は戻るとするか」
クヴァルムは侍従の言に従い天幕に戻る事にした。
お読み頂きありがとうございます。
これからも月一ペースになるかと思います。




