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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
第3章〜領地開拓・勇者来訪編〜
123/250

104話

短いです

 翌朝



 何時もより早い時間に起きたクヴァルムは、念話でアールとリーゼと近況報告を軽くしてから、宿舎の裏のちょっとしたスペースで軽く素振りをする。




 素振りをしていると後ろから声が掛かる。


「朝早くから素振りとは、真面目なんスねクヴァルムは」


 その特徴的な喋り方から、すぐに話しかけて来た人物に思い当たる。


 兎の獣人のビットだ。


「おはようビット。ビットの方こそ早起きなんだな」



「そんな事ないっスよ。今日は偶々早くに目が覚めただけっスよ」


 そう言いながら欠伸をしている。



「眠たそうだな」


「少しだけっスよ。それよりそろそろ朝食の時間っスよ」



「もうそんな時間か。着替えたら食堂に行くよ」



「了解っス。じゃあ、また食堂で」


「ああ」


 ビットと別れた後、部屋に戻り軽くシャワーを浴びてから服を着替える。



 その後は食堂に行く。



 食堂には既に多くの騎士や従士達の姿があった。




 何処座ろうかと考えていると「クヴァルム!こっちっスよ!」と自分を呼ぶ声が聞こえたので其方を向くと、第一部隊の面々が腰掛けて居た。



 みんなの方へと向かい挨拶する。


「おはようございます」


「おはようクヴァルム。ビットから聞いたが、朝早くから鍛錬をするとは感心だな」


 ホルセがにこやかに微笑みながらそう告げる。



「そうよ。偉いわねクヴァルムちゃん。それにひきかえアシュリーはまた寝坊して、あたしが起こさなかったらまだ寝てたんだから」


 ゴリアティーナがそう言い隣のアシュリーを見る。


「うっ!そ、それは仕方がありませんわ。私は朝が弱いのですから。これでも前よりは早く起きれて居ますのよ」


 とゴリアティーナに指摘されたアシュリーは言い繕う。



「寝坊に変わりはないっスよ」


 ビットが揶揄うとアシュリーは殺気のこもった視線を送り「黙りなさい」と冷淡な声を出す。


「す、すいませんでした!」


 ビットはすぐさま土下座する。


 クヴァルムはああ、こっちも土下座は存在するのか。と場違いな事を思って居た。



「わかればよろしいですの」とアシュリーはビットを睨みつけながら言う。


「喧嘩するのも仲が良い証拠だ」と満足気にゼイダンが言うとアシュリーは「違いますわ」と言いビットも「そうっスよ」と反論する。


 それを聞いてないのか、ゼイダンは「ガッハッハ」と豪快に笑っている。



 クルジは我関せず。と黙々と朝食を食べて居る。


 クヴァルムも朝食を取りに行き取った後は席に着く。



 楽しく談笑しながら朝食を食べた後は、訓練場に移動する。





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