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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
第3章〜領地開拓・勇者来訪編〜
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幕間〜王都出張組その③〜

王都出張組編まだ終わらして居ませんでした。


あと一話で終わらせる予定ですのでお付き合い下さい。

 漸く王都に入場出来たカーシャ達出張組はまずは王都のギルド本部に挨拶に向かった。


 簡単な挨拶を済ませた後に長旅で疲れただろうからと2日間の特別休暇が与えられた。


 泊まる場所はギルドの寮があるので問題無いので細かな日用品の買い出しにリリアとカーシャの二人は仲良く王都の街へと繰り出した。



「流石は王都ですね〜」と感嘆の声を思わず漏らすリリアにカーシャは微笑み「ええ、そうね。折角王都へ来たのだから最新の流行りもチェックしておきたいわね。何せ王都にはあのセバーメル商会の本店があるんですものね」


 セバーメル商会とはオルトメルガ王国一の服飾洋品店でありオルトメルガ王国が所属する大陸西部連盟国内でも一、二を争う程流行の最先端を先駆ける商会である。



 その為に王都へ来たら必ず寄りたい場所ベスト10に毎年必ずランクインする店だ。



「そうですよね!先輩!日用品を買い終わったら早速行きましょうよ!」


 かなり食い気味でまくし立てる様に言うリリアに苦笑しながら「ええ、もちろんよ」とカーシャは了承する。



 その後二人は必要な物を買い一旦寮に戻り荷物を置いてからセバーメル商会を目指して歩く。



「あっ!先輩あの店じゃないですか?」


「ん?そうね。あの店がセバーメル商会だわ」



 セバーメル商会の店先には沢山の女性達で溢れて居た。


「みんなオシャレな服装ですね」


「ええ、流石王都のセバーメル商会の利用客ね」


 セバーメル商会の前に溢れている女性陣は皆オシャレな格好をしている。


 中には貴族子女も混ざっている様だ。


「さあて、私達も行くわよリリア!」


「はい先輩!」


 これからあの中に混ざって行くのだ。


 気合を入れていざ戦いに赴くカーシャとリリア。







 数時間後………


「ふぅ。中々の戦果ね」


「はい………頑張りました………」


 二人はクタクタになりながらも自分達の戦果(洋服)に満足する。


「今日はもう寮に戻りましょう。街の散策は明日しましょう?」


「そうですね。わかりました」


 リリアは同意して寮への帰路に着く。




 翌日は寮母に王都の名所はお勧めのスポットを教えて貰い他の女性陣達と一緒に回った。


 グンナイも一緒に回ったのでナンパなどはされずにその日は王都を満喫した。


 ただ、グンナイは「私は虫(ナンパ男)除けですかね……」と少しだけ寂しそうにしてたのは余談だ。




 翌日からはギルドで働き様々な事を学んだりした。



 流石は大国オルトメルガ王国にあるギルド本部だけあり辺境都市として栄えるウラカのギルド支部の実に3倍もの大きさを誇る。


 ウラカのギルド支部もオルトメルガ王国内にあるギルド支部内では上位の大きさを誇るがやはり本部はそれ以上に大きい。



 まあ、先ず人口からして違うので当たり前ではある。



 王都のギルド本部で働いて数日でわかった事だが、駆け出し冒険者が多い事だ。


 ウラカは辺境にある為に魔物の危険度も高くそれに比例して高ランク冒険者が集まるが、新人の冒険者は2日と持たない。



 その為にウラカ出身の者以外で駆け出し冒険者は滅多に居ない。


 滅多に居ないのはそれでもやはり向上心や野心などで一定数の者はウラカにやって来るのだ。


 まあ、ウラカに来る途中にも危険度の高い魔物が出るので無事に辿り着けるのは三分の一ぐらいだろう。


 運良く辿り着けた駆け出し冒険者も辿り着くだけで精一杯の為にすぐに逃げ戻る者や依頼を受けても失敗をして罰則金が払えずに貧民街(スラム)の住民に堕ちる者も中にはいる。



 だが極稀に本当の実力者が居り頭角を現したりもするので挑戦者は途切れる事はない。



 そんなウラカのギルド職員であるカーシャやリリアからしたらこの新人の多さは新鮮さがある。



 王都のギルド本部は中堅層の冒険者が少なく殆どが新人だが、王都を拠点にする高ランク冒険者も一定数がいる為に緊急の依頼の時に困る事は滅多にない。


 だが高ランクの冒険者ともなると貴族の紐付きであったりする事もあるので面倒事も多い。



 ウラカにいる時よりも人数は多いので仕事量は減ったが、その分ウラカでは経験した事がない面倒事もあるので(人が多い分それに伴って面倒事もやはり増える為だ)大変だが、確実に出張組はスキルアップして行く。



 そんな忙しい毎日を過ごしているとグンナイからある事を聞かされた。



「皆さん。二週間後に対軍演習が実地される事が王城から発表されました。それに伴い数多くの人々が近隣の都市や街、村から集まる事が予想されます。それに伴い王都の治安悪化を懸念した王国上層部の判断で一部地区の治安に冒険者を当てる事が決定されましたので必然的に冒険者が集まり我々の仕事量が増加します」


 一旦言葉を切りグンナイが集まった出張組の職員を見回すと皆顔色が悪くなっている。



 対して本部所属のギルド職員は慣れているのか、それとも諦めているのかいつも通りに淡々と仕事をこなしている。


「基本的に対軍演習は決着が着くまで行われますのでいつ終わるかはわかりません。ですので一日、一日を精一杯頑張りましょう。私からの話は以上です」


 グンナイが下がると本部所属のギルド職員の主任が前に出る。


「皆さん。聞いての通り対軍演習の間は忙しくなります。それと依頼の張り出しは実地日の3日前から行います。混雑が予想されますので受付カウンターは通常よりも臨時で設ける予定ですが、何時もよりも素早く捌ける様に鋭利努力して行きましょう。なお、対軍演習が終わった後はローテーションで特別休暇とボーナスが出る予定です」と言うとおお!と歓声が上がった。


 やはり現金なもので休暇とボーナスと聞いて皆のモチベーションが上がる。



 グンナイが咳払いすると皆顔を若干赤らめて静かにする。


「伝達事項は以上です。では皆さん今日も一日頑張りましょう」


 解散してそれぞれの持ち場に戻る。


「はぁ、ボーナスや休暇は嬉しいですけどそれが出るほど忙しいって事ですよね先輩」と頭の猫耳をしょんぼりとさせて告げるリリアにカーシャは「そうね。まあ、頑張るしかないわ。終わったらパァっと遊び倒してやるわ」



「そうですね!よし!頑張るぞ!」


「今から肩肘張ってたら持たないわよ。適度に力を抜きなさい」


「わかりました」


 そうして日々は過ぎていった。



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