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ゴーレム使い  作者: 灰色 人生
序章
1/238

1話〜プロローグ〜

誤字脱字について


自分でもチェックしていますが、どうしても誤字脱字が混ざってしまっていると思いますので、話数などを添えて誤字脱字の場所を感想などで報告してくれると助かります。



 

「ここはどこだ?」


  気がつけば、見知らぬ丘の上に倒れていた。


「どう言うことだ?まずは落ち着いて状況を整理してみるか」


 まず、ここは見るからに俺の部屋ではない。


 最後の記憶では、確かに家に居た筈だ。

 何故か不思議と心は穏やかだった。


 なんと言えばいいのだろうか?

 生まれ変わったら、こんな感じなのかってぐらいに清々しい気持ちになれた。


 まずは、上の太陽を見て方角と時刻を確認して見るとなんと!


 太陽が二つも昇っていた!?


 まず一つ目は地球と同じようなものだ。

 そして、もう一つの太陽?は青く月より小ぶりな大きさだった。


 まてよ、確か何処かで見たことがあるような。……無いような?

 ……!「っあ!思い出したぞ!確かあれは……俺がプレイしようとしてたVRMMORPGのゲームのthe second timeの説明書に載ってた筈だ」


「まさか!?嘘だろそれが事実ならここはthe second timeの中なのか?」


 VRMMORPGとは正式名称ヴァーチャル・リアリティ・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲームの略で発売当初は、医療施設や軍事施設等だったが、需要と供給が上がり始め徐々に小型化されていき値段が安くなり、遂に数年前に家庭用機まで発売され今なお売れに売れている商品だ。


 いや待てまずは今日1日を思い出してみるか。






 ー数時間前ー



 AM 07:35起床


「ふぁ〜あ、朝か…よし!では起きるとしますか。」


 洗面台に行くとそこには3歳年下の妹のアゲハがいた。


「あっおはよう兄貴♪」


 妹のアゲハは男勝りな奴だ。

 身長はだいたい164cmぐらいで

 黒髪をツーサイドアップにしている。


 スタイルは良くてスラットしててモデル体型だ。

 実際に読モをやらないかとスカウトをされた事があるが、本人は面倒だと断っていた。

 兄の自分が言うのもあれだが、こいつは美少女と呼べるだろう。


「ああ、おはようアゲハ」


「私はもう顔を洗ったから使いなよ。先にリビングに行っとくからね」


「おう!わかった」


 顔を洗い終わりリビングに向かうと母さんが朝ご飯の用意をしてくれていた。


 今日の朝ご飯はトーストと卵焼きとベーコンだった。


「おはよう母さん」


「あら、おはよう悠真」


 悠真とは俺、浅井悠真の事で今年から大学に通っている19歳。日本人特有の黒髪で、髪は目にかかるか、かからないかぐらいに伸びている。


 身長178cm近くあり、近くの剣術道場に通ってるお陰か世間で言う細マッチョってやつだ。


「父さんは?」


「もう、仕事に出かけたわよ」


「そっか、わかった」


 そして俺も、朝食を食べ終わると大学に向かった。



 PM 13:12


「よう悠真!」


「おう!正人」


 こいつは小学校からの友達の中畑正人。


 髪は茶色に染めており、身長は174cmこいつも一緒の剣術道場に通ってるから同じように細マッチョだな。


「今日な面白そうなゲームが発売するんだけどよ。一緒にやらねえか?」


「どんなゲームなんだ?」


「タイトルはthe second timeってやつで剣と魔法のファンタジーゲームだよ。他の作品と違って時代設定とか作りがだいぶ凝ってるらしくてな。今年一押しのゲームらしいんだけど、どうだ?」


「まあ良いんじゃないか。じゃあ講義が終わったら一緒に買いに行くか?」


「そうしようか、じゃあ後でな」



 PM 16:35



「あいつ遅いな何してんだよ」


 その時携帯の着信音がなった。


「おう正人か何してんだよ。早く来いよ」


「悪いちょっと補習が入っちまってな。悪いが先に買って始めててくれよ。終わったらすぐに行くから」


「何してんだよ。まあ、わかった。じゃあ早く終わらして来いよ」



 PM 17:13


 the second timeを買って帰って来た早速説書でも読むかな。




 〜大陸歴812年〜


 アナトリア大陸西部に突如として邪神が出現し、シモベの魔物を解き放った。


 そして瞬く間に幾つもの国々が滅ぼされ、このままでは全ての種族が滅ぼされると考えた各種族達が、長年の争いを止めて一致団結して立ち向かう。


 そんな種族たちの想いを汲み取った天上の神々が、力を貸し遂に邪神を倒すことに成功した。


 その時代の事は邪神戦争時代と呼ばれる事になった。


 しかし邪神を倒しても、魔物達は残ったままなので、各国各種族が協力して対処していくことに決まり、平和な時が流れ徐々に国々が回復していった。

 それから数年、数十年そして数百年が経ち、邪神戦争時代の頃の出来事は歴史の中の出来事になっていった。


 唯一覚えてるのは、長命の種族のみに限り。他の種族たちには過去の出来事になった。


 そして一番数が多く繁殖率が高い人族が、徐々に幅を利かせ始め、豊かな地を求め、他種族を追い出し迫害し始めた。


 人族以外の他種族は、次第に人族が繁栄していく程に追い詰められて行く。


 多くの種族は山や森の奥深くに籠るようになった。


 しかし、大陸西部の国々はその昔、現在人族が迫害して居る種族達の協力があってこそ、今の平和があると主張し。特に迫害が酷い大陸中央部の国々と対立していき戦国時代へとなっていった。



 これがthe second timeの主な歴史であり、プレイヤーは所属勢力と種族等を選択し、どのように振る舞うかはプレイヤー次第……か。


 まあやってみるとするか。


 そして俺は確かキャラクターメイキングをしてそれから…



 冒頭に戻る。






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