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やり込んだゲームのエンディングを変えるために奮闘して死んだら、続編でヒロインが闇堕ちしてた  作者: かませ犬


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16/20

15.誰だお前【前半掲示板】

【続編発売中】ガイド・ルーカスについて語ろうぜ Part5


624:悲しき戦乙女


とうとうヴァルキリー戦記II発売されたねー


625:悲しき戦乙女


みんな、買った?


626:悲しき戦乙女


買ってないンゴ


627:悲しき戦乙女


このスレにいる人間はみんな、前作に囚われてるよ、うん。


628:悲しき戦乙女


続編楽しみなんだけど、プレイするのが怖いんだよな。


629:悲しき戦乙女


ガイドもいないし、カーチス博士とクラリスは闇堕ちしてるし、主人公もメンタル的に死んでるし

なんか、見たくない世界線というか


630:悲しき戦乙女


ガイドが生きてたら違ったんだろうなって、ついつい思っちゃうな


631:悲しき戦乙女


ハピエン厨にはきついよ、これ。

ヴァルキリー戦記もそうだったけど、続編も救いがなさそうじゃん


632:悲しき戦乙女


続編のプレイスレ見てきたけど、主人公は違うらしい。それとやっぱり、みんなガイドの死を引きずってるって


633:悲しき戦乙女


まぁ、そうなるよなー


634:悲しき戦乙女


なんだかんだ、プレイヤーに一番影響を与えたキャラだと思う。


635:悲しき戦乙女


ただ、不思議なキャラだよな。普通だったら、ヒロインが主人公じゃない人を好きになるって展開は受け入れられないじゃん?

ガイドが嫌われるのが普通なのに、そうなってないし


636:悲しき戦乙女


一応、アンチスレはあるぞ。

色々と文句言ってるけど、最終的に死んだのが一番悪いって結論になってる。

俺もそう思う。


637:悲しき戦乙女


ガイドに対してヴァルキリープレイヤーが好印象なのって、ゲームを通してずっと主人公の味方だったり使いやすいキャラ性能をしてるってのもあるけど

一番大きいのは主人公がクラリスを好きになってないからだと思う。


638:悲しき戦乙女


あー、そう言われたらそうか


639:悲しき戦乙女


主人公目線のクラリスって、大切な仲間って感じにはなるけど好き人じゃないだよな


640:悲しき戦乙女


クラリスも主人公とガイドの二人の間に揺れるとか、そういうのもないし

よくよくストーリーを通せばクラリスが、ガイドのことを気にしてるのは分かるけど最後の最後まで想いは秘めてたなー


641:悲しき戦乙女


どちらかというとさ、主人公からクラリスに対する矢印より

主人公からガイドに対する矢印の方がデカくて重くね?


642:悲しき戦乙女


ガイドが好かれてる理由は、結論コレです、はい。


643:悲しき戦乙女


女主人公で進めた場合は言わずもがなだけど、男主人公で進めても矢印の重さを感じる時あるもん


645:悲しき戦乙女


ガイドのことをめちゃくちゃ信用してるからな主人公。ガイドが言うならって感じで。

それでも間違ってるって思ったらちゃんと意見するし対立もするから主人公として芯は通ってる

その上で心から信用してるって分かる


646:悲しき戦乙女


一番印象的なのはゲーム終盤のシドとの会話イベントだろ。

女主人公は明確にガイドのこと好きって言ってるし


647:悲しき戦乙女


そのイベントは個人的には女主人公より、男主人公の時の方が重さは感じた。

『旅が終わっても一緒にいたい』『村に帰っても付いてきてくれないかな』とか

シドは『ガイドと主人公は親友だろ、離れることはないさ』って言ってたけど、真顔だったよな


648:悲しき戦乙女


カーチス博士みたいな重さとは別のベクトル。友愛がめちゃくちゃ重たいみたいな感じ


649:悲しき戦乙女


一応、異性に対する好きではないんだよな。


650:悲しき戦乙女


主人公の境遇を考えたらガイドと一緒にいたい気持ちは分かるっちゃ分かる。

色んなところに影響出しすぎなんだよ、ガイド


651:悲しき戦乙女


ガイドは主人公にとって人生を変えてくれた相手だから、必然的に想いは強くなるって思ってる。

目の模様のせいで腫れ物扱いされてた時に旅人して立ち寄ったガイドが見た目を一切気にせず交流してくれて

旅に出たいっていう主人公の気持ちを汲み取って、護身術として剣を教えてくれたり (チュートリアル)、田舎育ちでちょっと常識知らずな主人公をサポートしてくれたり

常に傍にいる成長を促す師匠であり、正しく導いてくれる親のような存在であり、共にバカなことを言い合える親友のような立ち位置。

そりゃ好きになるって


652:悲しき戦乙女


すごい長文。いや、まぁ言いたい気持ちは分かるけど


653:悲しき戦乙女


良い奴過ぎていつ裏切るかビクビクしてたもんな。仲間キャラに敵対する奴が多すぎるんだよ


654:悲しき戦乙女


だいたいロビンカスのせい


655:悲しき戦乙女


ロビンカスは特例として

どうしても国に従属している奴が多いから、戦場によっては敵対しちゃうのは理解できる。

それも踏まえて、序盤からずっと仲間キャラとしていてくれるガイドとクラリスの二人が思い入れのあるキャラになっちゃう。


656:悲しき戦乙女


ラブリナとか、シドとかも加入してからは仲間としてはずっといてくれるけど⋯⋯中盤以降で少し遅めの印象


657:悲しき戦乙女


結局のところ、主人公、ガイド、クラリスの三人組に愛着が湧くようにできてる。間違いない。


658:悲しき戦乙女


ガイド死んだのきちー


659:悲しき戦乙女  


ラスボスの発言的に乗っ取る対象としてクラリス狙ってたから、クラリスが死ぬ可能性もあったんだよな


660:悲しき戦乙女


クラリスが死んでたら、主人公もガイドも絶望してたはず


661:悲しき戦乙女


どっちにしてもキツイって

死ぬのはロビンカスでいいよ


662:悲しき戦乙女


逝ってよし!


663:悲しき戦乙女


安心と安定のロビンカス。

あ、でもそのロビンカスも続編で裏切った理由もあるって


664:悲しき戦乙女


まー、どっちにしろ今はやる気おきないしな


665:悲しき戦乙女


そうだなー。結局のところ、みんなはヴァルキリー戦記IIやるの?


666:悲しき戦乙女


買ってはいるけど、開封してない。

今一歩踏み出せない感じ


667:悲しき戦乙女


ネタバレは聞きたいわけじゃないけど、ハッピーエンドかどうかだけ分かったらプレイする。

前作みたいに喪失感のあるエンディングは心が持たない


668:悲しき戦乙女


気持ちわかるー。しばらく何も手がつかなかった。


669:悲しき戦乙女


とりあえず俺は様子見するわ


670:悲しき戦乙女


頼むからハッピーエンドであってくれー!










 ◇


 ラブリナに案内されて、到着した場所は人口100人規模の小さな村であった。


 村に着いた時に見張りをしていた男性に怪しまれたが、ラブリナが俺のことを説明してくれてどうにか騒ぎにはならずに済んだ。


 見た目こそインパクトが強いラブリナではあるが、社交的で人当たりが良いのもあって村の人たちと随分と打ち解けているらしい。ラブリナさんが言うなら大丈夫だなって笑ってたぐらいだ。


 やはりというか、なんというか⋯⋯他人の目には見えている、狐の面がかなり悪さをしているように思える。素顔を隠す人間なんて、基本的にやましい事がある奴だからな⋯⋯不審に思って当然だ。


 ラブリナは俺の目が優しかったからなんて理由で受け入れてくれたが、第一印象は9割見た目なんて言われている。そういう意味では俺の今の見た目の印象は最悪だな。


 ラブリナからも仮面について言及されたが、外したくても外せないものだから仕方ない。便利な言葉ではあるが権能(ギフト)持ちということで納得して貰った。


 さて、村についてからの話になるのだが、その前にゲームとかだったらカットされるであろう移動について話しておこう。


 ラブリナが先導してくれているとはいえ、木々が鬱蒼と生い茂る森は迷わずに抜けるのにも一苦労だった。獣道を一歩一歩踏みしめながらどうにか抜けて、その後は街道を外れて道なき道を進んだお陰で巡回の兵と会うことはなかったな。


 街道を進んでいけば目的地の村まで到達すらしいが、遠回りになるそうでショートカットのために整備のされていない小さな山を超えて村へと向かった。


 ここまでの説明で凡そわかると思うが、村までの道のりはそれなりに遠かった。正確な時間は不明だが少なくとも6時間くらいはかかったんじゃないか?村に到着した頃には日が暮れ始め、空は茜色に染まっていた。


 ラブリナはその足でアデルの元へと向かったので今この場にはいない。アデルの病気を治すための薬草を煎じて飲ませるそうだ。


 ラブリナに付いて行ってアデルに会いたいのが本音ではあるが、病に伏せているアデルに初対面の人間を会わせるようなことはしないと判断して、ラブリナを送り出したわけだが。


「どうしたもんかね」


 先も言ったように俺の第一印象は最悪の一言に尽きる。見張りをしていた人はラブリナの説明のお陰で、疑いの目は晴れたわけだが事情を知らない村人は多数いる。


 何が言いたいかと言うと、非常に居心地が悪い。


 遠巻きにチラチラと俺のことを監視するように見ている人の姿が複数人確認できる。俺がなにか悪さしないように見張っているらしい。


 ラブリナに迷惑をかけるわけにはいかないので、下手に動けない。針のむしろのように、ジロジロと突き刺さる視線に晒されながら待っていると、不意にざわめきが起こった。


 目だけを動かして何が起きているか確認すると、一人の男性が俺の元へと向かってくる。止めようとする声も聞こえたが、男性の歩みは止まらない。


 その男性は肥満体型であった。服が少し膨れ上がっており、立派に育ったお腹が小さな山を作っている。日に焼けと健康的な肌、髪の毛の薄い頭、鼻の近くにできた特徴的な大きなホクロ。


 確かな特徴はあるが、容姿は至って平凡。どこにでもいるおじさんというのが、俺の第一印象だ。


「やぁ」


 片手を上げて声をかけてきた。渋い声だった。


「ここで会うとは思ってなかったよ。久しぶりだね、元気にしてたかい?」


 男性は人当たりの良い笑顔を浮かべて俺に話しかけてきた。


「あ、はい」


 当然ではあるが、知らない人だ。知人を相手にするように接してきたので、微妙な反応をしてしまった。すると男性はジロジロと、上から下へと見定めるように視線を向けた。


 その間に記憶を遡ってみたが、やはり思い当たる人物がいない。つまり、初めて会う人のはずだ。


 男性と目が合った。少し困ったような表情だった。あー、うん。















「誰ですか、あなた?」


 そっくり返そう。


 ───誰だお前。

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