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その脇役最強につき  作者: 垢の他人
ブレイズ王国編
3/4

プロローグ

勇聖暦750年。


魔王が討伐されてから150年。

大陸北方に、新たな魔王が出現した。


魔王軍はそのまま三公国へ侵攻。

わずか一年で、三公国のうち二カ国の全域を制圧した。


同時期――

大陸北西、スラべニ帝国西方諸国にほど近い都市カイカスにて、魔族による大規模なテロが発生。

街は半壊し、多数の死傷者を出した。


スラべニ帝国は第二騎士団を派遣。

魔物および中位魔族三体を討伐し、事態は一時収束した。


しかし、首謀者と思われる魔族の討伐は確認されていない。


そのため帝国は厳戒態勢を敷き、現在も警戒を続けている。


――――――――――――――――――――――――――――――


三公国の中心に位置するバラーン公国は、

建国以来、未曾有の危機に瀕していた。


魔王軍はすでに王都周辺まで迫っている。


王都防衛戦が始まろうとしていた、その頃――


王都から南へおよそ100キロ。


国王であるバラーン公爵は、近衛騎士と側近の一人、ムンカ子爵と共にその場にいた。


「ここまで来れば、ひとまず安心だ。」


公爵はそう言って空を見上げる。


「王都が、少しでも長く持ってくれればいいんだが」


その瞬間だった。


ムンカ子爵の率いていた兵が、突如として近衛騎士に斬りかかった。


「なっ――!?」


次の瞬間には、公爵は押さえつけられ、口に猿轡を噛まされていた。


ムンカ子爵は跪き、背後へ向かって言う。


「ラダール様、お待ちしておりました」


闇の中から、一人の男が姿を現す。


「よくやった。すべて計画通りだ」


ラダールはそう言うと、控えていた部下に命じた。


「そのゴミを王城の隠し部屋に放り込んでおけ」


「王城を落とした後で殺す」


部下たちはすぐに動き出し、公爵を運び去る。

近衛騎士の死体も、次々と片付けられていった。


「ムンカ。お前は王城に戻れ。工作を続けろ」


「はっ」


ムンカは深く頭を下げ、その場を後にした。


部下たちが慌ただしく動く中、

ラダールは一人、静かに呟いた。


「……面子とは厄介なものだ」


「それさえ無ければ、もっと早く落とせるものを」


―――三日後。


抵抗も虚しく、王城は制圧された。


そのままバラーン公国の大半が陥落。


ラダールは王であるバラーン公爵を討ち取り、

魔王軍内で評価の低かった人狼族――


そして、自らの地位を盤石なものとした。

















初心者なので違和感や書き方が変だったりしたらご指摘おねがいします。

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