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『おっぱい』がつないだ心

作者: ラベンダー
掲載日:2025/10/25

 おお、すばらしい。これがおっぱいか!


 (わたくし)は初めての体験を致しました。興奮しております。長年生きてきましたが、ようやくこの瞬間に立ち会うことができました。人生の中でも、指折りの感動的な出来事です。師匠が「触っていいよ」と言ってくださり、(わたくし)はおっぱいをそっと触れました。


 ふにゃ…


 おおー、すばらしい!白いミルクがバケツの中に流れ込んでいきます。


「師匠!これがおっぱいですか!これは素晴らしい体験ですね!(わたくし)は感動致しました!」


 うん、私はそう言いました。


 私は小学校の教師です。日々、さまざまな子どもたちと向き合っています。中でも、気になっている子が一人います。いつも一人でぼんやりしていて、他の子たちと関わろうとしません。授業中も休み時間も、ほとんど話さないのです。家ではご両親と話しているのでしょうか。とても心配な子です。


 しかし今日、学校の行事で牧場に来て、乳しぼり体験をしている最中に――その子が、言葉を発したのです。


「おっぱい」と。

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