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詩全集2

不知の恋

作者: 那須茄子

愛せるのは

愛せたのは

石ころ一つで

それ以外は何ものも

受け付け難い金縛りでもあったみたいだ


私には容量が足りない

私には思想や感性の上書きが訪れない

だから共有も追加も更新もできない

まだ壊れた機械の方がマシだ


存在という自己の有所を

なぜ他人は把握できて

さも普通のありふれた世界を生きているよっと

色鮮やかに振る舞えることが得意なの

 

痛い

遺体

私はそのどれもに当て嵌まる



愛せるのは

愛せたのは

石ころ一つで

それ以外は何ものも

受け付け難い金縛りでもあったみたいだ


誰かが傷付くなら

私がその代わりになろう


誰かが間違ったなら

私がその爪弾きとなろう



これで良かったねと

自己完結できる話を私に


恋を愛でる乙女の仕草を

一挙手一投足真似て


それでも

成し得ないことをまた知る




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