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中学生の脳内授業!  作者: 墨 那月
3/4

東川賀貴流の戦犯回避術

 この世は、不平等だ。

 全てにおいて、優劣がつけられている。

 勉強や、顔や、コミュ力とか、、、、、、、、、、、

 勉強は、努力すればどんなに頭が悪くても悪い成績を取ることは無いだろう。

 ただ今俺が直面している問題に関してはどうする事できない。

 そう、運動つまり体育の授業だ。 しかも地獄の2時間体育だ。

 一応俺の運動神経について紹介する。

  

 一応ね!!


 小学校の運動会では6年連続でフライングによる失格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そして去年の持久走では、1キロメートル10分という大失態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 イライラしたときに、バッティングセンターに1度行った事があるが、80キロですらかすりもしなかった。

 そんな俺の今日の体育の授業だが、バレーボールだ。

 もちろん出来ない。というかやったことすら無い。(中1の体育では、バレボールはないから)

 9月から始まって、10末の中間試験まで体育の授業ではバレーをやるのだが9月の最初の授業では、初めてやる人もいた為俺と同じくらい出来ない奴もいた。しかし、運動部に所属してる奴らは、持ち前の運動センスでやっていくうちに、ある程度のサーブやレシーブができるようになってしまった。まるで、田舎ですくすくと育った息子が都会に上京していくような気持ちになってしまう。子育てした事ないけど。

 で、この体育の授業の何が問題なのかと言うと試合だ。

 今までの練習だけならば、試合ができるほど周りのうまくなっかった為練習で、

 『アイツめっちゃ下手じゃんw』

 『ある意味天才だな』

 とか周りから言われるだけでいいのだが、試合になると、

 『アイツのせいで負けたわ、腹立つ』

 『アイツいじめようぜ』

 アイツのせいで負けたとかならまだいい。 アイツいじめようぜとかになると厄介だ。ここまで俺の話を聞いてくれた人はわかってくれるかもしれないが、俺はとにかく他人と関わりたくない。理由は単純。面倒臭いのと、メリットが無いからだ。

 どうにかいして戦犯にならない方法は・・・・・・・・・・

 無い・・・・・・・・・・

 1つわざと怪我をして保健室にいくと言う手があるのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 それは余りにもリスクがあるし、この作戦が、他の奴にバレたら終わりだ。

 『では試合始めるぞー』

 いろいろ考えていたら、試合が始まってしまった。ちなみにバレボールは1チーム6人で俺のクラスの男子の人数は24人なので4チーム出来る。2チームずつ対戦して買ったチーム同士で試合をし勝ったチームの優勝だ。そして今俺には2つの選択肢がある。1つ目の選択肢は、2回勝って優勝する事だ。こうすればたとえ俺が全然ダメで周りから責められても

 『勝ったからいいじゃん!!』

 とフォローしてくれる人がいる・・・・・・・・・・はず。

 2つ目の選択肢は、1回目で負けてしまうことだ。しかしこの策は今回は使いにくい。何故なら、体育の先生がどのチームも同じくらいの戦力にしてしまったからだ。もし1回目で負けたらバリバリの陽キャ軍団に俺が戦犯じゃなかったとしても戦犯を押し付けられるからだ。よって今回は1つめの選択肢を使う・・・・・・・・・・・・・・・・・と言ってもいつの間にかスコアが1対9の8点リードを許してしまっているところまできてしまった。戦力差とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 10点先取で勝ちのこの試合ほぼ勝つ可能性が消え俺のチームのサーブからスタートだ。これで俺のところにボールが飛んでこなければ実質俺の勝ちだ。

 バン!

 サーブが放たれた。この瞬間俺は勝ちを確信した。ボールは、ノーバウンドでライン外に落ちた。

 この後の記憶はあまり覚えていない。と言うかどのチームが勝ったとかあまり興味がなかったからね。でも今回はかなり運を使ってしまったと思う。1回もボールが飛んでこなかったと言う運をね。

 肝心のサーブを打ったやつは、バリバリの陽キャだったので全く気にしていなさそうだった。でもアイツ運動部だったよな。猿も木から落ちるってやつか・・・・・・・・・・・・・・・・・

   

 やっと授業が終わったーーーーーーーーーーーーーーーー

 でも今日って・・・・・・・・・・・・・・・

 塾があるんだっけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そう、1学期の成績不振で2学期から塾に通うことになってしまったのだ・・・・・・・・・・・・・

 今日ももう少し頑張るか・・・・・・・・・・・



 

 

 

 

 


      

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