東川賀貴流の全てを賭けた左手
いつも通りの朝。
九月二四日もうすぐ九月も終わり少しずつ寒くなってきた。
もうすぐ女子高生の制服が冬服になり、
露出が少なくなる事が最近の悩みだ。
真面目にヤバい事言っていた様な、、、
周りは友達同士で仲良く登校してる奴や朝からイチャイチャしながら登校してる奴が山ほどいる。
そんな中堂々とぼっちで登校してるのは誰だ?
そう、この俺だ‼︎
「ではグループで話合って下さい〜」
どうやら早速修羅場が来てしまったらしい、、、
基本的に授業中寝ている俺だが、グループワークは強制的に起こされる。しかも嫌いな数学の授業。
基本的にグループワークという名のコミュ障炙り出しは友達がいる奴が勝ち組。
友達のいないぼっちの寄せ集めが負け組だ。俺がどっちになったかは、、、言わなくてもわかるよな。
基本的に負け組は必要最低限の会話しかしない。特にぼっち同士仲がいいという訳でも無いしな。
そして来てしまったグループワーク史上最も嫌な代表者の発表だ。今回の発表は、それぞれグループごとに出された数学の問題を代表者が解き方から答えまで完璧に前の黒板に書かなければいけない。
逆に言えば、このグループは4人。4分の1にならなければ、何もしなくていいという事だ。そして代表者の決め方は、皆平等のジャンケンだ。
運命の瞬間、もちろん俺は神の左手。
結果は、、、、、
まぁそうだよな〜
俺の1人勝ち。後は残りの3人でジャンケンするのだが俺にとっては関係無い。
よってこの授業は寝ます。
今までありがとうございました、さよなら。今更だが、こんなところで運を使ってるから、ぼっちなのだと思う。
だがこの時俺が今日もう一つの修羅場に遭遇することは、誰も知らなかった。
ーというか誰も興味無いと思う。