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-竹取物語は古典ではなくラノベである-
さて、有限に存在しているこの時間ではあるけれど、私は一つの物語を
書いてみたいと思う。
それは昔はやっている宮中に仕えている者達が書いているのとは少し違う。
私の話の中には美男な貴族が様々な女性に恋をする物語ではないし、四季
折々の趣を表すものでもない。
ましてや一人の女性が家で貴公子を待つ話でもない。
いうなれば誰かわからないけれど口語で伝えられている話を述べてみたい。
これが物事の真に一なる物語として思っていただけたら幸いと考えている。
ただそれだけだ。