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ワタシマホウツカエルヨ

 おなかすいた...


 うーん。よく寝た気がする。寝たっていうか気絶してたというか。

 まあ、空腹には睡眠も勝てないらしい。何も食べてないからな。

 のども乾いた。


 スマホを取り出して日付を確認すると、記憶にある最後にKEKにいた日付から2日経とうとしていた。

 食べ物はともかく、そろそろ水を摂取しなければ死んでしまう。


 さて、どうしたものか。


 というか、昨日は何してたっけ?

 ...ああ、魔法を使ったのか。

 魔法使ったの!?夢じゃないの!?


「ファイアーーボーールゥ」


 ぽしゅん


 おお...まだ眠いから間延びしちゃったけどできた!そっかぁ...夢じゃなかった...

 起きたら加速器の前で気絶してただったらよかったな...


 さて、本題に戻るか。のどが渇いた。

 三日水を飲まないと人間死んじゃうからね。仕方ないね。


 水魔法とか使えないかな?


「ウォーターボール!」


 それらしい名前を叫んでみた!


「うぅん...?」


 テルを起こしてしまった!


「ああ、すみません!起こしてしまって」

「あ、い、いえ。大丈夫です。おはようございます」

「おはようございます。起きて早々質問して申し訳ないのですが水魔法とか使えますか?水を飲みたいのですが...」

「あ、あの、そんなしゃべり方じゃなくていいです...」

「え、あ、そ、そうですね...努力します...」


 ごめんね、これ無意識なんだ。女性としゃべtん゛ん゛ん゛!いや、しゃべったことがないというとウソになるが、話すのが研究バカぐらいだったんだよなぁ。「カメムシィ」があいさつの奴とかいたからね。


「それで、水魔法は、使えません...」

「そうですか...」


 うむぅ、昨日みたいにやってみるか...


 手を突き出し、そこに水が集まるように...


 ぽたっ


「お?」

「あっ」


 水!水滴ができた!もっと!もっとだ!


「ぬうん」


 それらしい声を出してみた。もっと手のひらの前に水ができるように。


「あっ」


 テルのの声に目を開けると手の前には拳大の水の塊が浮いていた。

 これで脱水症状を起こさなくて済む。


「テルさん、どうぞお先に飲んでください」


「い、いえ、サトルさんがお先にどうぞ!」


 あっ…初めてテルに名前を呼ばれた気がする…気持ちがっ高まるっ!


「いえいえ、命に関わることです。レディーファーストですよ」


 手をテルの口に近づける。


「で、では、先に失礼します…」


 テルはそういうと水の塊に唇を触れさせ、喉を鳴らし水を飲み始める。…なんか…こう…水を飲むテルを見ると胸がキュンッてなる。


「んっ…すみません、全部頂いてしまいました…」


 相当喉が乾いていたのだろう。夢中に水を飲んでいた。


「ああ、気にしないでください。また出せばいいだけの話ですから」


 そう言って手に水が集まるようなイメージをするとまた水の塊が出てきた。それに口をつけて2日ぶりの水分補給を果たした。




 ほとんど飲み食いしてなかったたらだろう、尿意や便意は我慢できる程度だった。部屋を見回してもトイレどころか便器がなかったから助かった。そもそもこの場所に来てから起きてた時間が少ない気がする。魔法を使ったあとすぐに睡魔に襲われ気絶するように眠ってしまった。気絶してたとも言う。

 さて、ここから出たい。いつまでもここにいるわけにはいかないし、いたくない。食事だってしたい。あのゲル状の物体が投げ入れられてから誰もここに来なかった。意識がなかった時に来たかもしれないけど。


 そう考えていると噂をしたらなんとやら、誰かが来ましたね。


「おう、お前ら移動するぞ」


「は?」

随分と前回から日が開いてしまいました。

ネタ構想は頭の中で出来ていたんですが出力することが意外と大変ですね

いろいろと前の表現を変えたのでよろしければ見てください!

ストーリは変わらないです

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