表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

どこここ!なんで!

初投稿です!

とりあえず気の向くままに書きたいと思います。

感想もらえるとうれしいです

 森の中を男たちが駆けていく。


「おい!あのガキはどこ行った!」


「こっちです!リーダー!」


「早く追いかけろ!あんな珍しい商品はなかなか見つけられないんだぞ!」



 森の中を少女が駆けていく。


「ぐすっ…もういや…」




 /* ---------------------------- */




「なぜあんな奴らのために…」


 そう言って上を見上げる。

 あのやかましい声が聞こえるようだ。


「なにも今日確認しなくてもいいのに…」


 本来なら今は大学の博士の研究室で資料を作っているはずだった。

 しかし、近くの高校の生徒たちが社会見学だとかで、ここ、高エネルギー加速器研究機構に来た。そこまではいい。だが、そいつらがSuperKEKB加速器の機器を触りまくるもんだからもうぐちゃぐちゃ。しかも大声で話しながら歩くから説明が通らん。ストレスマッハよ。

 そして、その機器の確認として俺と研究仲間が呼ばれたわけだが…

 案内役になったり、仕事つぶされたり災難ばっかだな…お祓いに行こうかなぁ。


「相変わらずきれいだ…」


 そして、その影響でSuperKEKB加速器施設全体が停止しているわけだが…せっかくだからBelle II測定器を間近で見に来た。


「やっぱこういうのを見ると心が落ち着くね」


 ふと腕時計を見る。


「もう12時か。食堂はもう埋まってるだろうなぁ。コンビニ弁当でも食べるか」


 ビーーーーーーーーーーーーーっ!ビーーーーーーーーーーーーーっ!


「うおっ!なんだぁ!?なんの警報だ!?」


 バンッ!


「電気が消えた!?」


 ヴゥゥゥゥゥゥン


「!加速器が!?と、とりあえず早く建物から出なければ!」


 エレベーターに走り寄ってボタンを押すが


「電気が来てない!くそっ!階段は…


 チュン!




 /* ---------------------------- */




 ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!


「ううん…」


 頭が痛い…なんだこの音は…スマホからか…止めよう…


 ピッ!


「何してたんだっけ…?」


 あたりを見回してみる。

 自然豊かな森だった。木が茂っていて視界全体が緑で覆いつくされている。

 あ^~心が癒されるんじゃ^~


「じゃねぇよ!」


 どこここ!なんで森!?

 落ち着け。フィボナッチ数列を数えるんだ。

 1,1,2,3,5,8,13…ちがぁう!現実逃避するんじゃない!

 そもそも俺はBelle II測定器の前にいたはずなんだが…


 ガサガサ!


「私はおいしくないです!雑草以下の不味さです!見逃してください!」


「ひっ!」


「へ?」


 熊かと思って振り返り土下座をするとそこには少女がいた。

 っていうか熊だったら土下座したとたんに即食われそう。

 というより目の前の少女が悲惨すぎて目も当てられない姿なんですがそれは。一応服といえそうなものは着ているが、ボロボロだ。それもなにやら麻袋に穴をあけただけのようだ。足元まであるスカートみたいだ。他には、スカーフのような布を頭にかぶっているが、靴どころか靴下も履いていない。


「そんな…回り、こまれた…」


「えっどゆこと?」


「ぁあ…やだぁ…」


 すごく怖がられている…初対面のいたいけな少女に怖がられるってどういうことや…突然の状況で頭がフリーズする…というか林にいる状態で頭がパンクしてんのに更にこの状態って...


「グス…」


「そこにいるぞぉ!」


「!」


 今度は上半身裸のいかつい男たちが現れた!っていうかみんな武器持ってるんですけど!曲剣とかすげぇレトロ!そうそう見ない奴や!


「あぁ…追いつかれた…」


 うん?この少女は、あの男たちに追いかけられていたのかな?事案かな?事案だね。これは、少女を守らなければ男が廃る。


「ちょっとあんたら!こんな小さい子を追いかけて何をしているんだ!警察を呼ぶぞ!」


「あぁん?なんだてめぇ?」


「なんかひょろひょろで弱そうだな」


「ちょうどいい。こいつも売るか。」


「おい!司祭!魔術士!こっちこい!」


 なんか話がすごいことになってんですけど!とりあえず声をかけてみたけど武器を持っている奴に勝てる気がしない。逃げよう。ここにいてはいけない気がする。

 少女も追われているらしいから一緒に逃げるか。


「君!逃げるぞ!」


「あっ!おい逃げるな!」


 わき目も降らず走、れ?足、が?


「よっしゃ!命中!」


「お前が当てるなんて珍しいな」


 足に、矢が…


「がああああああああああああああああああああ!」


 痛い痛い痛い!なんだこれ!なんだこれ!


「お前が早く来ないからキズがついちまったじゃねえか」


「いやー仕方ないっすよ。さっきまで寝てたんすから」


「大人しくしてもらわないと困るよ~どれどれ~」


 どうすればいい?どうすればいい?とにかく逃げなければ!


「神よ。迷える我々に導きを。」


「ガキも無事に捕まえたし、新しい商品も手に入ったし万々歳だな!」


 そういえばあの少女は…いた。丸くなって震えている…くそっあいつらゆるさん…


「おお!珍しい!『創造』を持っていますよこいつ!あとは『操作』を持っていますね。」


「なんて運がいい!『複製』に『創造』が手に入るとは!あのデブに高く売れるぜ!」


 気が…遠くなる…


「よっしゃ!さっさとアジトに…


 そこで意識が途切れた。

サラッとKEKを登場させちゃった

みんな9月のKEK一般公開行こうね!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ