キャラクター紹介【イラスト付き】
キャラクターのデザインと簡単(?)な紹介文を載せていきます。
ときどき修正されたり追記されたりしてます。
イラストを描いてもらっているのは友人の【霜降りくん】です。
【クラヤミ総帥/黒間 無音】
本編の主人公。小鍬高校の二年生、十七歳。
両親とは死別しており、下宿で一人暮らしをしている。
家族は全寮制の女子校に通う妹が一人と、祖母を実家に残しているのみ。
幼い頃から暴力やいじめの対象になりやすく、また犯罪者に両親を殺されたことで「どうして誰も自分を助けてくれないのか」と世界に対して疑問を感じ始める。
大好きな特撮ヒーロー番組を見ている内に「正義の味方がこの世に居ないのは悪の組織が存在しないからだ」という結論に至り、悪の秘密結社〈SILENT〉のクラヤミ総帥として活動を始める。
左がクラヤミ総帥として活動するときの姿。鎧などを若干大きめにすることで、小柄な体型を誤魔化している。
(2014.10.22 修正版に差替)
【緋色蓮花】
小鍬高校の三年生、風紀委員長。そして今作のもう一人の主人公。
放課後は武装自警団〈ライブリー・セイバーズ〉の自称リーダーとして活動する。
頭髪は赤みがかった長髪を後ろでまとめてポニーテールにしている。
同年代の女子と比べてかなり背が高く、スタイルも良い。だが頭の中身は男子小学生並の熱血バカ。
持ち前の正義感の強さから、いじめられがちな無音に対してお姉さん的に世話を焼くのが日課となっている。
父親が大のヒーロー好きであり、「生まれた子供が男の子だったらヒーローに育てる」と本気で考えていたが、実際生まれたのは女の子だった。
しかし、結局ヒーローとしての英才教育をこれでもかと施してしまい、結果としてヒーローに本気で憧れる無敵の少女となってしまう。
年頃の女の子が興味を持つような事柄に一切興味を持たず、頭の中はいつも特撮のことばかり。
(2014.09.19 修正版に差替)
【梔子鳴矢】
小鍬高校の二年生、無音と同じクラス。〈ライブリー・セイバーズ〉の二人目のメンバーで生まれつきの超能力者。
金髪のツインテールでスタイルは控えめ。勝ち気がちな性格でツッコミ役に回ることが多く、結果的に三人の中では常識人になりがち。
超能力者は世間から偏見の目で見られることが多く、いじめや差別の対象としてすさんだ幼少期を過ごしてきた。
自分と同じくいじめられてきた過去を持つ無音に対し、単なる幼馴染みに止まらない親近感を抱いている。
自警団としての活動は蓮花に誘われて始めたのだが「自分が正義の為に活動をすれば超能力者の地位向上に繋がるから」という本音も隠し持っている。
扱う超能力の特性は念動力。離れた場所にある物体を手で触れることなく動かしたり、体を浮遊させたりと応用範囲は広い。
長い二本のツインテールを超能力によって鞭のように振り回すことができるが、無論戦闘に使えるようなものではなく、あくまでツッコミに使う程度。
(2014.10.22 修正版に差替)
【アスィファ=ラズワルド】
魔界と呼ばれる異世界からきた魔法使い。現在は留学生として小鍬高校の一年に転入。〈ライブリー・セイバーズ〉の三人目のメンバー。童顔で小柄、髪は青のショートカット。
「魔法が使える」と聞きつけた蓮花に熱烈な勧誘を受け、自警団としての活動に参加させられてしまう。
チームで最年少かつ小柄な体格もあって、何かと可愛がられているが、本人は微妙な距離感にもどかしさを感じている。
異世界の人間ということでチーム内では一歩引いた立場を取っているが、無音に対しては後輩として甘えた態度を取ることが多い。
実は魔界では大国の王の娘――つまりは王女様で、序列は低いものの王位継承権を持っている。
帝王学に近い教育を幼い頃から受けているためか、無自覚に毒を吐いてしまうことも多い。「お父様もこう言っておられました」が口癖。
ちなみに名前のアスイファはアラビア語で“嵐”を意味し、ラズワルドは“青”や“空”といった意味合いを持つ。
名前として呼びにくいため、鳴矢や無音からは「スイファちゃん」といった愛称で呼ばれることが多い。
(2014.09.06 修正版に差替)
【ライブリー・レッド】
武装自警団〈ライブリー・セイバーズ〉の自称リーダー、緋色蓮花の戦闘時の姿。
装備を作ったのは大のヒーロー好きであり優れた科学者でもある彼女の父親である。
肌に貼り付く耐衝撃スーツと、その上から硬質なプロテクターを身につけた代的な外見。
プロテクターの性能はかなり高く、作った本人曰く「一度ならトラックにはねられても無傷で済む」ぐらいの強度があるらしい。
武器は刃から火炎状にエネルギーを放出する大剣〈炎刃・花一匁〉。
エネルギーの出所はいわゆる“異次元”と呼ばれる所からで、ほぼ無尽蔵にエネルギーを放出することができる。
見かけ以上にオーバーテクノロジーな代物だが、そのシステムを開発したのは蓮花の父親本人――ではないらしい。
攻撃方法は基本的に炎が出る大剣を振り回すだけだが、大雑把に見えて実は細かく場合に応じて出力調整をしている。
技名は基本的に“花の名前”で統一されているが、技ごとにどんな違いがあるのか知っているのは当人だけ。
レッドはチーム内で唯一、超能力や魔法といった特殊能力を持たない一般人だが、自身の肉体を鍛えあげることでその不利をフォローしている。
また、直接的な打撃力を持つ武器も蓮花の持つ〈花一匁〉だけのため、もっぱら彼女が先頭に立ってあとの二人が後ろからフォローすることが多い。
【ライブリー・イエロー】
武装自警団〈ライブリー・セイバーズ〉二人目のメンバー、梔子鳴矢の戦闘時の姿。
衣装は昔から通っている道場【久遠流】の道着を改造したもので、その上からレッドと同じく蓮花父の作ったプロテクターを纏っている。
弓道着がその基礎となっているため、金髪ツインテールという髪型に反して衣装は和風な雰囲気に統一されている。
得意の戦法は幼い頃から習っている弓道と、自身の持つ超能力〈念動力〉を組み合わせた【久遠流弓術】。
〈念動力〉は世界でも100人しか持つ者の居ないAランク能力に分類されてはいるが、直接的な攻撃には向いていない。
しかも術者から遠く放れた場所ほど力場の強さが下がるため、弓矢を媒介とすることでその欠点を補っている。
矢は形状記憶合金を利用したもので、普段は小さな金属球として収納されており、必要に応じて矢の形に変形させて使用する。
技は、飛ばした矢を念動力で操り軌道を変える【隼】や、弓矢を力場で強化し貫通力を高めた【信天翁】、力場を防御に転用した【鶴翼】など、バリエーションに富んでいる。
また、力場を自身に発生させることで飛行することも可能だが、スピードが遅く機動性に劣るため、あくまで移動に使う程度。
非常に汎用性に優れている反面、エネルギーは自身の体力に依存していて無限に使えるわけではないので、継戦能力に乏しいという弱点を持つ。
技名は全て〝鳥の名前〟をモチーフとしており、【久遠流】に元々存在する技と、戦闘中に自分で編み出したものが半々。
(久遠流創始者曰く「思い立ったら久遠流」がモットーなので、両者を明確に区分する必要はないらしい)
〈念動力〉は使用すればするほど術者の体力、つまりカロリーを消費するため、身体のあちこちが細めになってしまう。
当人に自覚はないが、他の二人に比べて結構色んなものを犠牲にしながら戦っているのかもしれない。
【ライブリー・ブルー】
武装自警団〈ライブリー・セイバーズ〉三人目のメンバー、アスイファ=ラズワルドの戦闘時の姿。
衣装は魔界から持ってきた伝統ある格式高いものだが、杖の方はこちらの世界と魔界の技術を混合させたもので、若干SFめいている。
魔法とは、場に存在する精霊に命じて〝マナ〟を〝エネルギー〟に変換させることによって実行される、プログラミングに近い要素を持つ術式である。
精霊に命ずる際の意思伝達方法は環境によって大きく異なり、魔道書の記述に従って適宜呪文を環境に合わせて構築し、詠唱を行う必要がある。
だがアスィファの杖は、それらの行程を全てこちらの世界の電子的技術によって簡略化しており、魔法の実行をかなり簡単に行える。
扱う魔導書は【雨天の書】【風天の書】【雷天の書】という三つで、魔界では〈嵐の王女〉という二つ名を持つ。
魔法には火、水、風、土の四つの属性が存在し、得意とする魔法によって各々異なる〝塔〟に所属することになる。
その中でアスイファは【風の塔】に属しているが、【雷天の書】は火の魔法に分類され、【雨天の書】は水の魔法に分類される。
つまり、三属性の魔法を扱う才能を持っているため、魔界の政治的事情から【火の塔】と【水の塔】からは熱心な勧誘を受け、土の塔からは目の敵にされているらしい。
〈ライブリー・セイバーズ〉としての活動の際は、三つの魔法を用いた援護や、魔法付与による補助役に回ることが多い。
単独でも充分に戦える二人に比べ、実質的な攻撃力で劣っていると思われがちだが、実は「魔界との環境の違いによるもの」らしい。
※差替え時に削除した旧バージョン絵は「みてみん」サイトの方に残してあります。
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