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✧ 詩 ✧ ふたり

冬の朝、東の窓を開けて





忘れ去られた時間の片隅

消えゆく星のきらめき


思慮深いあきらめのように

青く静かに吹き始める地平の風





ときめきの次は何?



それは…… 真実





もしもわたしたちが

永遠と一瞬が滑らかに行き交う

心躍るその瞬間を無限に知り得たとしても


心に響く幾多の言葉を

どれほど注意深く用いたとしても


わたしたちを導くのは

捨てて捨てて捨て尽くしてもなお心に留まるものだけ


神と人とを結ぶ死と再生の物語のように

たとえすべてを失っても決して消えることのない希望


人には、人に与えたものしか残らないから


それはまるで熱の冷めていく恋のように

何よりも大切な真実なの、と







...........................



.................................








あの日あなたはそうささやいて

風は窓辺に優しい影を見せて



互いのすべてを求めあう恋に終わりを告げ

互いのすべてを与えあう新しい朝に













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