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エピローグ
「いや~今日は楽しかったね~
桜おねぇちゃんはどうだった?」
帰宅して、いつものソファーにドカッと座ったハルが桜に聞いた。
「中々、楽しかったですよ。
採点の仕方も教えてもらいましたし。
男の子達が慌てふためく姿が非常に面白かったです。」
桜も満足げだった。
「そりゃ~よかった~また、遊びに行こうね!」
ハルも桜が楽しそうで何よりといった顔をした。
「…それで、結局あなたに恋というものは分かったのですか?」
桜は元々の目的の結果をハルに聞いた。
ハルは笑いながら、桜に答えた。
「多分、今、一番考えてるのは桜おねぇちゃんのことだから、私、桜おねぇちゃんに恋してるのかもね。
だから、きっとその内おんなじ風に考えられる男の子が出てくると思うよ~」
ハルの答えを聞いて、桜は呆れながら、呟いた。
「…逆に思われてるとは思わないんでしょうね…この子は…
…聡とかいう子は可愛そうですね…」
終わり