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64話 第1回ネコネコ大会議を開くにゃ

会話のルールを決めました。

人間同士の会話やトラが人語を話す時には「  」

念話での会話は『』

SNSでの会話は[]

猫同士や動物同士の会話は【】

今後はこのように統一していきます。


 エリクサー騒動のせいで良くも悪くも有名になった善猫(ぜんみょう)神社だが、今後はここに野良猫や野良犬の生活拠点を作っていきたいので、河川敷の猫たちや、駅周辺を中心にした猫たちに神社で住まないかという話をして回ってした。


 河川敷の猫はクロを中心に20匹前後いるが、俺がクロを治した恩があるのですんなりと移住に関して賛成してくれた。


 駅周辺ではチャチャを呼び出して話をする。


【山の上の猫神社で過ごさないか? 少なくとも飢える事はないから大人で窮屈はいやだという奴は別にして、子猫だけでも安全な場所で子育てをしないか?】


【この辺の奴はみんな自由が一番ってやつだからな……】


【無理には言わないけど、あの神社では動物はいつでも誰でも保護される事を伝えておいてくれ。怪我をしたり病気になってもあそこに行けば病院に連れて行ったり、癒やしの水で治したりできるからな】


【わかったよ、俺もきままがいいからこの辺を中心にいるけど、新しい奴とか来たら声をかけるよ】


【それはありがたいな、たまに差し入れするよ。将来はどこにいても安全な街にしたいと思っている。明日の夜に周辺のみんなを集めて話し合いをするんだが明日だけでもきてくれないか?】


【いいぞ、どんな場所かも見ておきたいし、子供がお腹にいるやつもいるからそいつはしばらくは預かってほしい】


【じゃ、明日は日が暮れる前には神社へ来てくれ。もしも仲の良い犬達もいたら声かけておいてくれ】


【知り合いがいないではないから、一声かけとくよ】


 こんな会話を知っている猫だけでなく、初対面の猫や犬達にも話をして明日の会議に出てもらえるようにお願いをした。



 翌日は昼から会議を準備をまりの達や来夢にも手伝ってもらって高級猫缶や、ドッグフードに最強おやつの(ちゅるん)や、犬達には(骨ねっこ)を用意してもらった。会議が終了次第出す予定にしている。妊婦の猫もいるらしいので毛布でゆっくり出来る場所も作っておく。ちなみに、神主はまりのが猫神様からの加護を貰って神託を受けていると信じているのでまりのがやることに反対することはない。なによりエリクサー騒動で神社へお参りする人は絶えないし、本気で誰かを治したいと思っている人ばかりなのでお賽銭も今までの比ではないくらい集まっているようだ。


 夕方に近づくにつれて、だんだん神社に猫や犬たちが集まってきたが思ったよりも多くの猫達が集まってきてくれた。猫が60匹くらいに犬が30匹くらいが神社の奥の広場に座っていた。


【今日は良く集まってくれてありがとう。俺はトラと言い神様から猫の姿にされた元は人間なんだ】


 いきなりのカミングアウトに知らない猫たちはビックリ顔で犬たちもキョトンとしてしまった。


【神様から3年間を猫で過ごせと言われ、この地を猫や犬達にとって安全な場所にしたいと思っている。餌や病気の時の治療も受けられるようにバックアップして行く予定だが、それにはみんなの協力もお願いしたい。みんなの姿を撮ってネットで稼いだりテレビのコマーシャルで稼いだりして、自立して過ごせる場所ができれば良いと思っているので是非ここに住んで協力してほしい】


 ネットやテレビのコマーシャルとか言ってもわからない猫たちが殆どだが、ここに住むなら何かをしないといけないことはわかってもらえたようだ。


【俺はここに最初から住んでいるマルだ。トラのやりたいことには理解をしているからここに住みたいやつは歓迎する。ただここでのルールを今から決めたいと思うのでどんどん意見を出してほしい】


【マルさん、どこに寝る場所を作ればいいの?】


【あの奥に猫用と犬用の部屋が出来ているからその中で好きな場所を選ぶといいけど、絶対に喧嘩はしないように。あとそこにできている家はお腹に赤ちゃんがいる家族用だから子供が生まれてお乳が不要になるまではそこに家族で住める】


【マルとやら、我らはマーキングをするがそれは良いのか?】


【行動して良い範囲内の樹木のところなら問題ない、ただ大きいのに関しては猫族も犬族も決まった場所を作っているからそこでするように】


【一番守ってもらいたいのはこの神社にくる人たちに敵意を向けないようにしてくれ】


【ただ、勝手に赤ちゃん持っていこうとする奴や何か危害を加えそうになったら周りで全力で阻止してほしい】


【他に気をつける事はないのか?】


【あとは人間に飼われても良いというのがいたら、飼い主も探してくれるらしいぞ】


 いろいろな質問が出て来るがマルが上手に捌いてくれたので非常に助かった。

 質問タイムも終わり、いよいよ宴の時間になったので、来夢達に食事を準備してもらっい食事前の挨拶をした


【今日だけは特別だから美味しいのを準備したけど、いつもこれが出るわけじゃないからな? ただ絶対に飢える事はないと思うからお試しでも良いのでここに住んでほしい】


 食事は当然ながら好評で用意したフードの殆どを食べつくされたような気がする。

 武村親子からかなりの援助をもらい、犬小屋や猫用のプレハブや小屋を作り、台風時等に避難できるシェルターもどきも作ってある。また保存用のプレハブ小屋には大量のフードのストックも準備してあるのであとはまりの親子中心にボランティアスタッフで運営できるようにしている。

 どのくらいが残ってくれるか心配だったが、7割程の猫と4割程の犬が残ってくれた。猫は比較的自由だが、犬はドッグランの場所以外は行けなくしているので、自由が減るのは確かだった。犬を野放しにするとさすがに保健所も黙っていないだろう……



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