【アーカイブ】音切 綾香の日記
前話がこの章最終話とか言っていましたけど嘘です。
書きたい物が一点残っていました。
虚偽の報告になり申し訳ありません。
【WARNING】
この話には【鬱】要素が含まれます!
当話は読まなくてもストーリーに影響しません。(ホラーゲームでよくある被害者の記録のようなものです)
苦手な方は次回更新をお待ちください。
〇月12日 晴れ
いつも通りの日常
パパは仕事へ、ママは家事をして、妹は幼稚園へ
そして私は学校で友達と楽しくにぎやかに話で盛り上がる。
今日も代り映えがないため日記が楽に書けてしまう。
何かイベント起きないかなと望んでしまう。
こういつも通りだと飽きてしまうよね。
〇月16日 晴れ
妹を迎えに行って家に帰るとニュースで緊急速報が流れている。
どうやら隣の隣の県で何か未確認の物体が衝突して政府が調査を開始したらしい。
遠く離れているのが残念だ。
近くだったら撮影して公開できたのに。
そしたら注目されてそこから…夢が広がるのに。
…いけない妄想はほどほどにしないと。
学校でやったら馬鹿にされてしまう。
〇月22日 晴れ
朝から避難指示が出された。
やったね学校の授業が無くなるよ。
原因は災害ではなく、念のためと明確な理由が明示されていない。
政府は理由を隠すのか、全て開示すべきだと野党が激しく攻寄っていたけど政府は公開できないの一点張りだった。
〇月24日 晴れ
避難先の我が高校だけど…正直飽きた。
授業が無いのはいい事だけど天気は快晴、何も起こらない。
体育館に避難しているほかの家族も一緒のようで自宅に戻っている人も多い。
それを警察の人も誰も止めない。
当たり前だよね危険性が無いのだから。
私の一家も帰宅してみんなで楽しく晩御飯をいただいてふかふかのベッドでゆっくりと寝た。
〇月25日 晴れ
隣の隣の県のおばさんと連絡が取れない。
一応様子を見てくるとママが今朝出発していった。
…しまった未確認物体の調査をしている近くだ。
写真撮ってきてとお願いすればよかった。
パパは仕事場から呼び出され今日から出勤。
私と妹は学校も幼稚園も休みのため自宅でゆっくりと過ごした。
夜になり誰も帰ってこないけどパパからは仕事が溜まりすぎているので多分今日は帰宅できないだろうから先に寝るようにと言われている。
少しぐずった妹をなだめて安心させ、一緒に寝た。
〇月26日 曇り
テレビを見ると政府が防衛軍への治安維持出動を決定と流れていた。
また突拍子もない話が出てきたなと思ったけどどうせ前回の避難指示と同じく大したことが無いのだろうと高を括る。
食料が足りないので妹を留守番させて商店街へ買い物へ向かう。
八百屋さんで買い物をしていると店員から不審なふらふらした人影が徘徊しているという噂を聞いた。
変質者だろうか?
八百屋さんも同意見らしくあまりふらふらしないように言われた。
〇月27日 晴れ
昨日もパパは帰ってこなかった。
おかしいと思って電話をかけてみたけど回線が混雑しているとかでつながらなかった。
仕方なくテレビをつけてくつろぐ。
テレビでは理由なき治安維持出動は違法であり国民への弾圧である。
未確認物体は未確認なのだから脅威である筈は無いので防衛軍は出動させないなどと野党が声高に叫んでいる。
結局国会の承認は下りずまた翌日に流れたようだ。
〇月28日 晴れ
まだ日も高くない時間にインターホンが何度も鳴らされる。
眠気そのままに玄関に出ると市役所の人だった。
危険だから荷物を持ってすぐに避難所へ逃げ込むように告げるとそのまま立ち去った。
何かのいたずらだろうか?
もう一回寝直そうと思ったけど町のあちこちが騒がしい。
仕方ないので妹も起こして外行きの準備をさせて避難所となっている学校へ向かう。
必死の形相で駆けている人もいるぐらいなので寝直さなくて正解だったのだろう。
避難している人に聞いた所、何でも死体や得体のしれないものが歩き回ってるとか。
…これって映画の撮影なのかな?
しまったもうちょっと気合いを入れて化粧すべきだったかもと思っていた自分が恥ずかしい。
校門前にはパトカーや機動隊のバスが並べられてバリケードを作っており、物々しさにあふれていた。
…しまった持ち出し袋とか持ってこればよかったと気付いたのは体育館で一息ついた時だった。
〇月30日 曇り
あれからパパとママに連絡を取ろうとしたけど繋がらない。
書置きを残しておけばよかったと今さらながら後悔している。
しかし、そんな心配を吹き飛ばすぐらい衝撃的な事が起こる。
避難所に向かってゾンビが殺到して来たのである。
映画の撮影かなと思っていた私はよくできてるなと思って見ていた。
けど警察官が拳銃を抜いて警告後に一斉に発砲した事で認識は一気に切り替わった。
これが現実なんだと。
幸い数はそれほどではなかったのですぐに撃退できたようだ。
妹が泣き出したので宥めるのに苦労した。
△月14日 晴れ
騒ぐ声、暴れる声、悲痛な声が体育館には充満しておりストレスが溜まる。
皆不安なのはわかるけど少し静かにしてほしい。
食料の配給もどんどん減っていてお腹もすいていてイライラする。
学校に現れるゾンビの数は減ることは無く増え続けている。
もうバリケードも限界のようで職員室の警察官は必死に救援を求めている。
△月16日 雨
朝からバタバタとうるさいと思って体育館の外を覗くと防衛軍のヘリコプターがグラウンドに着陸している。
ヘリコプターからは兵隊さんがいっぱい出てきて大きいヘリコプターから多数の荷物を搬出していく。
その中には私達への水・食料があったらしく満足いく食料が配給された。
私も妹も久々の十分な食事に満足し、疲労がたまっていたせいかそのまま寝た。
お腹が膨れたことで余裕が出てくると考えていなかったことを考えれるようになってくる。
…パパとママどうなったんだろう?
無事だと思うけど心細い。
△月17日 曇り
とうとう学校周りのゾンビの数がとんでもないことになり、やむを得ず防壁を展開することを決定したらしい。
これにより陸路は完全に使えなくなったようだ。
それでも周りからのゾンビのうめき声は響き渡り続け、声に怯えビクビクと過ごす日々が始まった。
△月18日 曇り
水道の蛇口をひねって…水が出なくなった。
兵隊さんに確認を取ってみると慌てて無線で浄水場の部隊と連絡を取ろうとしていたけど応答が無いらしい。
わかるのは水が自由に使えなくなったことだけだった。
プールの水から分配していく形になると説明があった。
妹は私にどうにかしてとずっと泣きわめき続けている。
段々どうでもよくなってくる。
△月21日 曇り
当ても無く校舎内をふらふら歩いていると兵隊さんが用務員室の中にいた。
ここって鍵かけて用務員さんが立てこもっていなかったっけ?
そう思って聞いてみると心配になってマスターキーで開けた所誰もいなかったらしい。
テーブルの上には鍵が置かれておりどこに消えたんだと話題になっていたが、捜索する余力も無いという事でそのまま鍵を閉めた。
妹がしきりに私に何か伝えようとしてくるけどこちらも色々と疲れているのでそっとしておいてほしい。
△月28日 曇り
体育館を見ると人が明らかにごっそりと減っていた。
何があったのかと確認したところ有志で裏山から脱出をはかったらしい。
三十人も固まって動けば大丈夫とか言っていたらしい。
今日もつかれたようにびくびくしながら寝る。
×月3日 曇り?
世界がおかしくなって一ヶ月以上が立つ。
そして今日はさらにおかしさがエスカレートしている。
曇りの上に白い埃が舞っているのである。
雪じゃないのにチカチカと光って消えていく。
綺麗だけどそれを鑑賞する余裕はない。
×月5日 曇り?
防衛軍が裏山に入り脱出した人を軽く捜索した。
悲しい事にすぐに見つかり、見つかった人はほぼ全て遺体であった。
そしてその中にいてはいけない子がいた。
妹が…頭だけで帰って来た。
何で?
そういや最近全然顔合わせ無くて話もしてなかったけど。
きっとどこかで誰か面倒見てくれてるんじゃないかと疲れ切っていたせいでそう逃避していたけど、そんな事は無かった。
遺体を確認しに来ていた男の人が言うには「パパとママ探さなきゃいけないからついていく!」と言ってついていったそうだ。
当然皆止めたし、お姉ちゃんと相談するように言った。
けど出発した脱出組の後をついていくのを止める余力がある人はいなくてそのまま見送ってしまったそうだ。
…どうしてきちんと見てあげなかったんだろう。
私はわたしは…。
×月8日 曇り?
今日も体育館でふさぎ込む。
日記をつけるのも億劫だ。
そんな中体育館で叫び声が上がる。
どうやら体育倉庫で隔離していた脱出しようとした人の生き残りがゾンビになったようだ。
その場にいた先生や大人が体を張って必死に抑え込んだけど、誰が感染者かわからないため後から来た兵隊さんは外から鍵をかけてまとめて全員隔離したようだ。
狂っている。
×月11日 曇り?
兵隊さんに頼まれて水くみの手伝いをする。
ロボットのように何も考えずバケツでプールから水を汲み運ぶ。
何も考えなくていいので労働は私にはいいことだった。
寝るたびに笑顔の妹が出てくる。
そのたびに目に涙が溜まったままバッと起き上がる。
横を見ると当然妹はいない。
×月12日 曇り?
私は死ぬ。
水をくんでるとぷーるからばけもんが出てきてはらをやられた。
血がふきでてとまんない。
かぎかけてにげこんだけどながくなさそう
わたしのいまののぞみは…
またかぞくぜんいんそろってごはんたべたかったな
本当に今章最終話です。
虚偽報告すいませんでしたorz




