第7話 君主出陣
第7話 君主出陣
うーん…
ほとんど敵が攻めて来なくなっている。
食費程度は稼げているものの、いまいちぱっとしない。
なんて思っていると、ここにメアリーが急いでやって来ると、アテナが伝えてきた。何かあったらしい。
ダンジョンの入り口まで迎えに行くと、酷く傷付いた状態であった。
エンに回復魔法をかけてもらい事情を聞くと、アテナをチラチラ見ながら、メアリーは言いにくそうにしている。
怒らないからどうしても伝えて欲しいとお願いすると、それはそれは後悔する事になった…
ブリテン王国の宰相が言うには、
「勇者は魔王に仕える偽女神の言葉を利用し、闇属性の魔法で勇者を籠絡した」との事。
さらに平和に害をなす勇者として監禁しており、近々公開処刑を行うらしい。
怒りでプルプル震える他称偽女神さま。
「ブリテン王国にはわたくしが自ら神罰を下しましょう」
えっ?!守りはどうするの??と、思ったら、主天使たちは結構余裕な感じだった。
「守りは大丈夫なの?」ハシュマルに尋ねると、
「現在のアレク軍戦力は★4と★3が4人おります。大天使たちのレベルは高レベルであり、我々を倒すには、★5と★4が必要であり、その戦力を周辺部には存在しません」
「なる程~、それなら安心だね!ちなみに魔王って弱いの?例えば、僕とか…」
「ちなみにアレク様は世界最強の魔王でいらっしゃるはずです。保有する兵力の10%が魔王の能力になります。アテナさまの10%は、現在の最強と名高い★6グレイトドラゴン以上の強さにあたります」
「じゃハシュマル達よりも僕は強いの?」
「恐らく我々の5倍くらいは強いかと…」
し、知らなかった。
てっきり弱いと思って後ろに隠れていたのに…
「では僕は勇者よりも強いの?」
「はい。恐らく戦力比は20倍くらいかと」
「では王国に潜入しても危なくない?」
「危なくはあると思いますが、主さまを捕らえるには全軍を上げる必要があります。そして全軍を上げてもアテナさまには全く敵いません」
メアリーの驚愕な表情が面白かった…
こうして僕のブリテン王国行きが決まった。
神聖アレク軍 レベル1 CB 1155
物攻 20 物防 20
魔攻 32 魔防 20
機敏 20 運 99
配下 ★8 アテナ Lv1
★4 ハシュマルLv5
★3 テンLv15 エン Lv15
テンツーLv15 エンツーLv15
武具 ★3 グラム Lv17