淫夢-Succubus-
ココデイリグチとかいてある石板を動かす。
壁が観音開きの様に動いていく。
通路に直面し、道なりに進んでいくと製造工場のような広場が現れた。
微生物の魔物が藻を食べながら糞をしている。その糞には貴重な魔石が含まれ、ゴブリンがそそくさと回収している。
奥の方には淫夢をみせつけるサキュバスが眠りながらゴブリンの監視を行い、作業が捗る様サポートもかねて淫夢をゴブリンにみせている。
製造工場からは独特の臭いが発せられていた。
「キツイ臭いですね」
「いかくせーというかなんというか」
「何者か・・・」
しなやかに体をうならせおきあがるサキュバス。
「絶望のカリア様にしごかれたい不審者達がいるようね」
サキュバスは絶望を司る淫魔であり、快楽と絶望を相手にあたえることで支配コントロールしてきた。
「愛を感じますッ!」
オズはそそりたつなにをズボンにおしつけ悶えながら性の臭いを嗅ぎつける。
「なんかふらふらします」
雪姫がサキュバスのフェロモン魔法で魅了状態にされそうになるが、テツオがすかさずレスの魔法でかき消した。
「淫魔よッ我名はオズッ!みせられるものなら魅せてみろ夢とやらを!」
「誘われなさい・・・」
フェロモンがマナを伝いオズの嗅覚へとダイレクトに刺激し、逆立つ被毛が凶器のごとく鋭く伸びる。
「ガルルルル」
「愛を感じていますっ!!あぁそれは尊き聖なる物ッ!」
絶頂の渦中にあるオズは魅了されながらも自我を保っていた。何より愛に飢えていたオズに淫夢をみせた所で真実の愛の前には無力だった。
「あぁぁ・・・感じますよ・・・あなたの愛そのものを!」
サキュバスに抱き着き締め殺そうとするオズ。
「アハハハハハハ絶望しなさい!あなたの何が芋虫のようになる様をみるがいいわ」
幻惑され自分の何が芋虫になる幻覚をみるオズ。
「Oh...ジーザス」
より強く抱きしめ愛を満たそうとする。
「愛が絶望に負けるはずなどありえません!!」
「愛、愛故に愛!愛愛愛いぃぃっぃぃいぃぃいい!」
背骨をくだかれたサキュバスは意識を失いかけた。
「あぁあぁあああぁ・・・愛なのねこれが・・・絶望すら生ぬるい・・・」
強く強く雄叫びをあげ、サキュバスをその場にねかせた。
幻惑されていた一行は素面に戻り赤面した、しかしラムゥトとぼっさんだけは満足した表情を浮かべていた。




