交渉-Gold-
「やぁやぁようこそ、働きたくない勇者ご一行!まっておったぞ!」
元ニート属性、現勇者属性のアイリは巷で話題になり有名だった。
「何か手ごろな商品はないかな」
「はい、これが噂のブラックダイアモンドでございます」
魔石がブラックダイアモンドとして販売されていた。
「5金貨でかえるのかやすいな」
そういうとアイリは4金貨で買い取ってくれないかと交渉を始めた。
魔石1カラット当たり0.2gのブラックダイアモンドになる。
100gの魔石を大工房爆破事件の日にラムゥトのコアに入れてくすねていた。
(2000金貨になるじゃないか!)
「大口の買取となりますと少々割り引いていただきませんと・・・」
手ぐすねをひいて割引をまっている商人は貧乏ゆすりをはじめた。
「1カラット3金貨でなら買い取ってもよろしいですよ」
「のった!」
金貨1500枚で100g分の魔石を販売することに成功した。
「いやぁ~うはうはでございます」
「こちらこそウィンウィンってやつですね!」
「ウィンウィン!」
ラムゥトのコアから魔石を取り出すと雑貨商へと売却し、受け取りは月々500金貨で3カ月の払い受けとなった。
金を持て余すことになったアイリは博士の元へ向かう事にした。
博士はロストテクノロジーの研究を行っていた。
「ふむぅ発掘された遺跡からでたこのパーツを使えば空も飛べるはずなんじゃがむにゅむにゅ」
王国歴ができるはるかまえの遺物を研究しているところだ。
「博士ー!金貨ならあるぞー研究はどうだー」
「アイリ殿ではないか!」
「スチームジェット機の制作がおもうようにいかんでのう」
「おおジェット機ならしっとる!」
「なんと!博識な!」
王国ができる以前の遺跡にあったオーパーツのひとつとしてジェット機のエンジンが発掘されていたのだ。
「あとフジテレビの球体という建造物もみつかっておる」
「わしにはようわからんが何か人が集まるスペースではなかったかと考えられる」
アニメや漫画といった娯楽が存在していたと記されている日誌をみつけていた。
「なつかしすなぁ~」
「アイリ殿は異世界の住人とききおよんでおりましたが」
何故漫画やアニメがあったと記されているのか気になったアイリは日誌を読むことにした。
どうやらこの世界は氷河期をこえさらに数千年の時を経て、アイリのいた日本と同じ場所にいるのだと自分の書いていた日記をよんで知った。
「私の日記じゃないか!おそるべし!おそるべし!おそるべしー」
自分の書いた日記が何故ここにあるのか考えた結果。
あの像にふれて転移したのではなくタイムリープしたのではないかと考えた。
たしかにジェット機やら漫画がでてきていることから推測できる結果といえた。
景色が幾千万もの風景にかわっていったのを覚えている。
「なんと!アイリ殿の日記であると・・・つまり・・・遺跡にあったノートの所有者が現在にいるという矛盾」
「時を旅してきたのですかなアイリ殿!」
博士は核心をついてきた。
「いや、私も分からないのですけど転移したように感じただけで時を旅した可能性もなくはないですね」
「ほーほー!こりゃ珍しいサンプル、いや失敬、被験者に出会えたものじゃ」
博士の知識欲がくすぐられた。
「アイリ殿その転移した場所を教えてはいただけまいか!」
「たしか・・・」
アイリは知っている限りの情報を博士に提供した。




