広場- Square-
「投票だよ~選挙がはじまるよ~」
選挙がはじまると国民総出の開催市がはじまった。
「我こそはダークプリーストのテツオ!選挙に立候補するぞ!」
「ヒイイイイイイイイイイリング!」
「あぁ癒えていく我の黒歴史のぞきみ日和の歴史が~」
「おおう王が元気をとりもどしているぞ!」
王は病んでいた。過去の自身の歴史が物語っている黒い部分の話だ。
「ダークプリースト様!あなたが癒してくれた傷はえもいえぬ悦がありますぞ」
「我輩のステータスをみるがよい!」
名前 テツオ
職業 ダークプリースト
属性 孤高
装備 マンティコアの鼻毛ブレスレット
練度 騎士Ⅱ
テツオは地味に強かった。
「なんかはらたつなテツオ」
「テツオ!応援してるぞ!」
「鼻毛のブレスレットすてろー!汚いぞ!」
様々な民衆の声がきこえるなかダークプリーストの株はうなぎのぼりだ。
「ぐすん・・・ぐすん・・・そんなにいわなくてもいいじゃないか」
テツオのハートは絹豆腐で出来ていた。
「王もテツオを応援しているぞー!」
「おおぉ陛下自ら応援している!」
先代王も傷が癒えたことからテツオを応援しているようだ。
「私、上弦が当選したあかつきには皆さまに何一つ不自由をさせない国として自身と共に成長していく所存であります」
上弦も演説に加わってきた。
アイリは上弦のブーイング係として民衆にまぎれて噂をながしはじめた。
「薬は上弦と下弦がつくってながしているぞー」
「なんだってー!」
「とんでもねえやつだ」
「猥談オジサン事件も関係してるらしいぞー」
「なんだ猥談オジサンってー!」
先日女児に対して猥談を語り掛ける事件が多発していたのだ。
「けしからん奴だ!」
「そんな事実はいっさいありません。皆さん落ち着いてください」
「信じられるか―!」
「卑猥よ!卑猥だわ!」
「好き勝手いいよってからに・・・!」
みるみるうちに顔色をかえてキレそうになる上弦。
「民衆の声に耳をかたむけるのが私たちの務めだと考えております」
理性でおさえながら上弦は演説を続ける。
「帝国との戦争を長引かせるわけにはいきません。民は消耗しきっています!」
「そのとおりだー!」
アイリは噂を流しつつも演説の応援をしていた。
「俺は上弦様に一票だー!」
「私もよ!」
一人なびくと大勢が上弦に賛同しつつあった。
「奴隷問題についてはどうお考えかー!?」
アイリのするどい質問に上弦は口をつぐんだ。
趣味で奴隷を買いあさっていた上弦にはサディスティックな黒歴史があった。
「プンプンにおいますぞ黒歴史の香りが!」
テツオは鼻をひくつかせると上弦のもとまでかけよった。
「こやつめ相当な黒歴史をかかえているとおもわれる」
「えええい小賢しい!」
演説の邪魔をするなとのけられ、警備員につまみだされるアイリ達。
演説でにぎわっていた広場には市場がでており物色することにした。
古びれた懐中時計が展示されている雑貨屋をみつけると、センスがいいので中にはいることにした。




