学園-School-
破邪の玉をみつけた面々は雪姫に報告すべく王国の首都に戻ってきていた。
雪姫は破邪の玉をみるなり倒れ込む。
「なんということでしょう破邪の玉が帝国の手におちていたとわ」
破邪の玉が交わるとき災いが降り注ぐとされている。
「まずい事態ですわ。今のところ何もおきてはいませんが」
「学園にひとつは封印することにしましたの」
どうやら学園に封印可能な祠があるらしい。
「あなた達には学園で祠の警備をおこなってもらいたいの。生徒として侵入して」
「夢の学園ライフがはじまるのね!」
ひゃっほいと喜ぶアイリ。
「まずは学園入学の手続きをしてきますわ」
魔道学園に祠があるらしくその警備もかねて学園に侵入することとなった。
「金等級だからって調子にのるなよ冒険者風情が」
貴族の生徒が大半の魔道学園では鼻つまみ者扱いだった。
「それではアイリさんラムゥトさん今日から学び舎で勉学に勤しんで頂きますわ」
「勉強なんてしとうないーーー」
「ぼっさんもおるやで」
「あらっびっくりしましたわ鎧のおかた」
ぼっさんをみてもそこまで驚かないのが魔道学園の教師たるゆえんだ。
魔道学園では魔法の初歩から剣術算術とさまざまな事柄を生徒に教えている。
「魔法とは何ですかシュライさん答えなさい」
「魔法とは大気に浮遊する魔素を触媒に魔力を通電させることで具現化する方法のことです」
「よく答えられましたね」
拍手がとびかう中生徒はてれくさそうに席についた。
「魔法の扱いは慎重にせねばなりません。ですから皆さんも気軽に魔法はつかわないようにしてください」
「スチームと魔法の混合蒸気魔法があるのはこぞんじですね」
蒸気魔法とはその名の通りスチームと魔法の混合魔法だ。それによりよりよい生活基盤が作られている。
「たとえば上水につかわれる水も蒸気魔法によって洗浄され産み出されているのです」
「魔法座学の講義はいったんここまでにして実技にうつりましょう」
杖をとりだすとあらゆる魔法は杖から発動させるのであると語りだした。
ひとしきり魔術について解説しおえると炎の龍をつくってみせた。
炎龍は渦をまき空中で旋回したあと消え去った。
「アイリとかいったなそこの庶民、頭がたかいんじゃないのか頭が」
アイリは変なのにからまれたとげんなりした。
「このアイン・シュヴァルツ伯爵家嫡男であるアイン・シュヴァルツ・ホーキンスと肩を並べて講義を受けるなど傲岸不遜の極み」
「冒険者風情が身にあまる光栄と思え」
ホーキンス伯爵と名乗るは金髪蒼顔、長身痩躯の男だ。
エルフの血を受け継ぐホーキンスはすらっとしなやかな体つきにとがった耳をもつ。
「ゴホンっ、アイリさん実技の講義中ですよ」
「なんで私が注意をうけなくてはならないのか」
「口答えするんじゃありません」
「はい・・・」
アイリは大人しくすることにした。
それにしてもホーキンスは気に入らない奴だ。
「フフフハハハハ我名はダークプリーストがっっ」
突如なのりでるとマントをひらめかせてうつぶせにたおれるテツオ。
「テツオオオオオオオオオオオオオオ」
アイリはテツオをいたわるようにかけよるとホーキンスのせいにすることにした。
「いま見ました!私ホーキンスさんがテツオの鳩尾をなぐるところを!」
「ふざけるなっ!劣等種め!」
カチーんときましたね。
「決闘よ!」
受け取りなさいと手袋の代わりに麻袋をなげつける。
「貧民が調子にのりよって!貧乏人め!貴族の真似事か!」
ホーキンスとアイリは決闘する事となった。




