帝国-Story-
「我名はテツオ!孤高のダークプリーストにして七天魔王の一人!」
「毎回そうやってなのるのやめてもらってええかな」
「こまるなセニョリータ。我輩のセンセンシブな存在感をかきみだされてわ」
「ちょっとなにいってるかわからないですね」
アイリはパーティメンバーにいれるのをミスったと感じ始めていた。
だが心が癒えていくのがわかるのでキレずにはいた。
「その七天魔王ってのはなんですか」
「ククク・・・説明しよう・・・我・・・」
ラムゥトとぼっさんは聞いたことのない魔王に気付きはじめていた。これが嘘の話であると。
「まぁええからその話はおわりにしようやのアイリはん」
「ククク仕方あるまいここまでにしておいてしんぜよう」
とにかくプリーストを手に入れた一行は練度上げをかねて金等級クエストをこなすことにした。
帝国の破壊兵器ウィザードエンド城塞を破壊のクエストを受注する。
帝国とは王国と対をなす国で小さな扮装が今も各地で続いていた。
帝国は亜人がおもな種族で構成されており、王国の人族でできた文明とは相容れぬ存在だった。
ウィザードエンド城塞は動く要塞で魔族討伐のためにつくられた特殊兵器でもあった。
破邪の玉で駆動しているという噂があったが実際はどうかわからない。
ウィザードエンドは王国西部にあるアッシュ国に隣接する帝国領土と王国領土の堺に存在した。
アイリ達は転移の呪文を雪姫の知り合いにかけてもらうといっきに前線へとむかった。
「助けてくれぇえ!」
「嫌だぁ死にたくない死にたくない」
助けを求める自警団の兵隊たちであふれかえり、城塞からは迫撃砲が炸裂し、地面にあなぼこをつくりまくっていた。
アイリはラムゥトに指示すると電撃の魔法で砲塔を無効化した。
「さぁはやく逃げるのですみなさん!」
「ありがてぇー!」
ちりぢりになっていく兵士達。
城塞に乗り込む準備をととのえると一気にラムゥトが飛翔しつっこんだ。
そこにいたのはゴブリンの覇者だった。
ゴブリンの覇者は亜人族の中でも高位の魔物で皮膚が分厚く魔法耐性にすぐれていた。
物理でおすしかないと判断した三人はそれぞれの得物を取り出した。
ラムゥトのもつ雷神の槌はゴブリンの覇者をはじきとばした。
与作で切り裂くアイリ、灼熱のリングで鎧を強化するぼっさん。
「炎刀!与作きり!」
灼熱のリングの効果で熱気を帯びた刀はゴブリンの皮膚を切り裂いた。
「よさーくは木をきるーへいへいほー!へいへいほー!」
ズタズタに皮膚をさくには軽いテンポの曲調だ。
「キエエエエエエエエエエエエエエエ」
「よさーくぅう”はきーーーをきるぅうう” ヘイヘイホー!」
「ギョエエエエエエエエエエエエエエ」
「なんやアイリはんのりのりやないか」
「私が昔すんでいた世界にあった名曲なのですよ」
ゴブリベンジャーもエンチャントファイアの影響で刀が嘶いている。
「ゴブリン死すべし!!!!!」
テツオが遅れてやってきた。
「フゥーハハハ!!我の速攻魔法堕天使の吐息でやつらも粉々よ!」
「いやテツオさんの出番はもうないですよ」
「しるかっ!感じろ!レクイエムだゴブリンよおびえろ!」
「グルルルゥゥゥ」
「いやマジかんべんしてくださいよテツオさん」
「ダアアアアアアアアクプリイイイイイスト!」
爆誕してしまったダークプリーストのテツオさんだ。
「ニンゲンコロス・・・」
最後の力をふりしぼって暴れたゴブリンの覇者だったが与作とゴブリベンジャーによって蓄積されたダメージが決めてとなり倒れた。
「ゴブリンは素材にならないからそのまま放置して動力源を探しましょう」
しばらく探索すると破邪の玉がはめられている動力部分をみつけるとアイリは取り出し、城塞は機能を停止、スチームの噴出も止まった。
王国に戻る事にした一行。




