百合-Lose-
ギルドの依頼で復興事業をすすめていたところ、魔族の出没が報告された地域が確認できた。
「芳しくない事態ですわね」
雪姫はうつむきながらアイリをなでる。
「やめろやぁ」
ぷんすかと擬音がでそうなほど慌てふためくアイリ。
魔族が確認された地域は採掘地域のアッパー販売県内であった。
推測するに労働者が魔族化しているのではないだろうかということだ。
「国としては何かしらの責任をとらないといけないのではないか!」
アイリはここぞとばかりに雪姫につきつめた。
「ぐぬぬぬ・・・たしかにそうですが・・・私としても薬の販売は個人的に反対しているのです」
個人でどうこうできる問題でもないようで、雪姫自身も内外的圧力によって苦しんでいるそうだ。
「利権の都合で上院議員たちが生産の中止を拒んでいるのです」
「なげかわしいことだと憂いてはいるが、実際のところはどうなのだろうね!1」
笑顔で暗いことを言い放つアイリ。
「私としては個人で何かできるとおもってもいませんので責められても困ります」
涙目でアイリの頬っぺたをひっぱる雪姫。
「やめろやぁぁぁあ」
ラムゥトとぼっさんは二人で百合がどうのと談義している。
間に挟まれる男子はもげろという結論にいたると二人はそっとシェイクハンドした。




