横流-Quest-
大工房復興のクエストを受注する事となった二人とぼっさん。
まずは材料の確保から始めなければならなかった。
「冒険者ギルドで材料の調達を下請けしてもらいましょう」
名案であると頷くラムゥト。
アイリはお気に入りの二刀流を決して手放さなかった。
現場は戦車の活躍によって大方のごみ掃除はできており、あとは職人達の出番だ。
ジャックとその他のオーク達はいさんで現場へむかった。
雪姫は忙しいらしく法廷で裁判を行っていた。
「ちょうど依頼をうけてくれそうな冒険者パーティがいましたよ」
冒険者ギルドのマスターが紹介してくれた銅ランクの冒険者パーティー龍の蹄団がうけてくれるそうだ。
「任せておくれ!知り合いに林業ギルドのつてがあるんだ木材なら大量に仕入れられる」
そう胸をたたきながら豪語してくれたのは白髭のナイスミドルなおじさんフットさんだ。
「よろしくお願いします」
上からオリハルコン、ミスリル、金、銀、銅、木とわかれており下から二番目の冒険者達だ。
アイリ達は冒険者ギルドですでに銀等級まで階級があがっていた。
金貨1000枚で請け負ったクエストを金貨900枚で下請けとしてクエスト発注することで100金貨の儲けだ。
こういった仲介委託は禁じられておらずやりたいほうだいなのが現状だ。
冒険者ははいてすてるほどいるのでどうしても安くなってしまうのだ。
ただ下位になればなるほど仕事も雑になったりするので良い所だけではなかった。
練度はある程度あげたので冒険者等級を上げたいと考えはじめたアイリ達はかたっぱしからうけられそうな任務をうけて
下位等級のパーティーに横流しをしはじめた、すると、下位の冒険者パーティーから不満の声がではじめる。
「最低賃金の保証をもとめる!クエストの報酬が安すぎる!!」
アイリ達は依頼者と冒険者の間にはいって利潤をむさぼっていたので耳が痛かった。
「うるせぇ!嫌ならライ麦パンでもかじってすみでくだまいてろやい!」
アイリは不満を蹴散らすとクエストボードにこれでもかと安報酬のクエストをはりこんだ。
餌を放り込まれたピラニアのようにむらがる冒険者
「どけおらっ俺のだ」
「私のよ!チョウザメの卵のクエストは私の!」
繁盛したあとにのむイイチゴは最高にうまいぜ!
アイリは冒険者ギルドでしこたま飲み食いした。




