祝宴-Pool-
雪姫は王国の祝宴会場でラムゥトとアイリを労うことにした。
「下弦が商っている魔法の粉の事で迷惑をおかけしました事、王国から謝罪しますわ」
アイリは王国が覚醒剤まがいのものをうりさばいていることに驚愕し、瞼を細めた。
(国が全面的に薬物を肯定しているとわ・・・)
「なんと見目麗しいおかた、名前をきいてもよろしいかな?」
上品にスカートをたくしあげながら伺ってきたのは王国の王子であった。
女装趣味の王子は可憐にまとったドレスをひるがえし踊る様に挨拶した。
「わたくしがホイント・シュツルゲン王子でありますわ」
アイリは最初ひどくおびえていたがじょじょに慣れてきたので返事をすることにした。
「アイリと申します」
「我なはラムゥト。雷岩族の長にしてアイリ殿の守護を勤めておる」
「勇ましいのですねおふたりとも、うふ」
(ほっぺ摘まんでくる百合裁判長におかま王子て、やばないかなこの国・・・)
雪姫は間を割ってアイリの背後からほっぺたをぷにぷにしている。
ホイント王子は剣をかざしながら言った。
「お二人は練度の上げ方をご存知かな?」
本来練度とはレベルの事でありアイリは全く気にもとめていなかったので聞く事にした。
「足軽から将軍まで10個の階級にわかれており、これをあげるには経験値を稼ぐしかあげる方法はないのです」
足軽のアイリはレベル上げをすると聞いてわくわくしはじめた。
「するってーと鎧のわしにも練度はあるんかいな」
「鎧にも階級はありますがどうでしょうか・・・」
「まぁレベルっちゅーもんは気づいたらあがっとることがおおいさかいそこまできにせんでもええかもな」
ぼっさんはいつもの口調でしゃべりおえると具現化した姿から鎧へと形をもどし休息モードに移行した。
アイリはぼっさんを装備してレベルあげをしたいと思い始めていた。
むぐっ非常に着辛い(ぽかぽかするー)
灼熱のリングをはめた鎧ぼっさんはアイリが装着する事となった。
銅の部分をきるとスチームが噴射し、魔力と交わることで全体を覆う甲冑と変化した。
「おおぃぼっさん暗いぞぉ~」
「アイリちゃん目に魔力あつめてみ」
クワッ!
灼熱の炎とともに鋼の瞼を開くアイリ。
「おぉーよくみえる!みえるよ!」
魔力と鉱石が交わりいかつい甲冑とかしたぼっさん。
「ちょうどよろしいですわ、練度上げにいきなさい」
ぼっさんを引き連れてレベルあげへとむかうことになった。




