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氷河期がきたのでニート脱却してスチームパンクな異世界で成功者になりたいです!放浪日記  作者: GoodSunGGgaming


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任務-Quest-

ここでようやく主人公のニート属性がだせるぅ!

ホークアイ(猫人、酒場のバイト兼テンプル騎士団) フロム(首長族エルフの学生騎士兼テンプル騎士団団員)

人族(スチームで武器つこてる自警団) ラムゥト(主人公の相棒)アイリ(主人公元ニート)

マドンナ(酒場のママ。歴戦の猛者♂) ブルズアイ(年齢不詳の元賢者ハイエルフ)





昨日の毒ガス事件により、作物がとれず物価が高騰している事もあり飢えに苦しむ者が多く出始めた。


普段ならば気温が高く様々な食物が収穫される頃合いなのだが、今年は気温がいつもよりかなり低い。


王国は他国からの関税を下げる事で輸入量を増やそうとしているが、毒ガスの風評被害で商人もよりつかない。どうやら他国の間者が近寄るだけで感染するなどとうそぶいているらしい。


ラムゥトと主は猫人のホークアイから依頼を受け、浄化作用のある薬草を粉末にして土地の所有者たちに分け与えるクエストをこなしていた。


「きりがないですね」


主はそういうとラムゥトも正しく、と小さく頷いた。


「そういえば、私の名前、アイリっていいます」


主にそう呼べと言われている様でラムゥトは少しだけ考えてから名前で呼ぶ事に決めた。


「アイリ殿。王国の衛兵達を利用してくばってみてはどうだろうか?」


「それもかんがえましたけど・・・できれば住んでる人と町村を見て回りたいの」


うつむきながらアイリは言った。


「初めてのクエストだしっ」


わくわくとしているのが見て取れて、ラムゥトは修羅場を越えた主の心の強さに驚嘆した。


「そういう事であれば、この国には水車と風車という物が有り申す」


地下の大工房へと水車から大量の水が流れ、鍛冶等に利用した後の吹き上げる水蒸気が風車を回し、更に風車の動力が作物をすり潰す動力や水車の原動力になる。


目をキラキラとさせるアイリにラムゥトは嬉しそうにコアを輝かせた。


「ラムゥトさんは何か食べたりはするのですか?」


ううむと首を傾げるラムゥトは普段自分が飲み食いする必要がない事を理解していたが、主が食事を馳走しようとしていると察し、どうしたものかと小一時間思考を巡らせた。


「魔石・・・好きな物は魔力・・・?雑食でございます」


「そういえば、魔力という物は私にもあるのですか?」


アイリがそういうと、ラムゥトはコアから”測量測定の水泡定規”を取り出した。


エルフの建築技師や職業認定士が良く利用するステータスや距離など様々な用途に使える魔道具である。


アイリの背中に定規を当てると内部に仕組まれた小さな魔石が光を放ち、水泡を通して光が拡散する。


人族には本来存在しない魔力の素質が検知された物の魔力が有るとは言い難かった。


しかし、ラムゥトは今になって疑問が浮かぶ。


(なぜ、我は人になど使えているのだ)


(いや、しかし人であるのならば魔力の素質があるのも矛盾している)


アイリの指に見事な装飾の施された金色の指輪が見えた。


魔道具で鑑定すると、副神オーディンの眷属が所有していたとされる指輪と出る。


(我々神の眷属を使役する事は一時的に可能であってもこれほど長期に、しかも何の違和感も無く我を従わせると・・・)


「あの、それで答えの方は・・・」


アイリに考えを見透かされた様な気がして、本来するはずのない悪寒が身震いとなってラムゥトの心身を震わせた。


「素質はあるようですが、魔力があるとは言えない状態であります」


「ということは!鍛えればラムゥトさんに魔力を御馳走できるんですね!」


間違いではないとラムゥトは頷く。


(主は知識欲が凄まじい。直に魔力が使えてもおかしくはなかろう)


そうこうしている内に目的の村についた。


王国の首都の隣に位置する流通の要、兼生産施設の原動力を供給する王国の心臓部とも言えた。l


ミンゴとゴブリンであるプカードの複合魔獣が逃げ道として通ったらしく、富裕層以外の労働力はほぼ死にかけていた。


村にはいってすぐに教会が目についた。


治療を求める人もまばらでそれが、この村の状況を痛々しく物語っていた。


「おぉ~~ようこそ!雷の使徒とその主よ!」


教会から民をおしのけ現れたのは程よく肥えた初老の神父らしきエルフだった。


どうやらクエスト受理の噂で薬草の粉末を配達している事を耳にしたらしい。


「信神深き者には祝福があるものですなぁ~ハッハ!」


表情がどことなくぎこちなく目は笑っていなかった。


アイリを制して、ラムゥトが代弁する。


「それは実に良き事。しかして、其方はこの村の神父であるか」


「いやいや御見それしもうしたぁ~わたしは先代ハイエルフ神父・グゾンの息子、ハーフエルフのゾグンと申します」


先代が毒ガスにて死去したという話で、元より継ぐ予定ではなかったが、急遽ゾグンが協会をしきっているという事だ。


ゾグンは光物に目が無いらしく、しきりにアイリの指輪とラムゥトのコアを見つめていた。


「これは我の秘薬ぞ。民に大事に使うようにくばって頂きたい」


ラムゥトはゾグンに手を差し出した。


「ありがたや~ありがたや~」


ゾグンは懐にそそくさと秘薬をしまった。


「ささっお部屋を用意しておりますれば、体をおやすめくだされ」


数々の小説とアニメ、動画を見漁ったアイリのニートとしての直感が危機を伝えている。


(これは罠ダ゛ッ!)


ラムゥトにそう告げると怪訝そうにアイリを見つめながら、人差し指で自らの頭をぽりぽりとかいた。

がんばりもす!

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ESN大賞 SF 異世界転移 ハイファンタジー
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