激闘!沖縄決戦!2
楽しい会食を終え、20ノットで疾走する無敵艦隊。
敵空母の飛行部隊を壊滅させたので空襲も無く、穏やかなひと時。
お使い様から未来のタバコを大量に支給されたので、艦隊乗員は大和等の甲板でタバコ盆を開き、
憩いのひと時を過ごしてた。
「このタバコ旨いな!」
「LA〇Kと書いてあるけど未来の日本製だとよ。」
「敵がバタバタと撃墜されたの見たらスッとしたな。」
「お使い様が与えて下さった未来の装備だそうだ。」
本来の歴史なら既に全員が海底に沈み、躯となってた頃。
だが彼らは全員元気でタバコプカプカし、わいわいと楽しく語らっていた。
大和の艦橋でも・・。
「お使い様、この様な凄いタバコを支給してくださり感謝です。」
伊藤総司令も海に沈む夕日を見ながらタバコを吹かしていた。
「今から明日までは寝るヒマも無くなります。」
そうだ。
沖縄に突入は2200頃、それからは電探を頼りに敵を撃破しまくるのだ。
敵を殲滅し終わるまでは休む暇も無くなる。
「乗員には今のうちに仮眠を2時間はして貰いましょう。持ち場でですが。」
「了解です。」
「伊藤だ!全乗員に告ぐ。当直を除き非番要員はすぐに持ち場にて仮眠を取れ。
2200から戦闘開始だ!少しでも休むのだ!」
ラウドスピーカーから全艦隊に仮眠措置を取る様に指示を出し、夜半からの激戦に備える。
静かに進む艦隊は徐々に敵の集結する沖縄海域へと侵入して行く。
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ヤマト艦隊は20ノットでジグザグに進行してるらしい。
>電探にハッキリと写ってる。
「提督!敵は戦艦一隻に重巡洋艦、駆逐艦など10隻前後と見られます。」
「敵を侮るな!敵は我が空母部隊を全て撃滅した恐るべき艦隊だ!」
カミカゼよりも恐ろしい攻撃になるのは確実だろう。
あのムサシも恐るべき防御を誇り、たった一艦で全艦隊を相手にしたのだ。
ましてやアレから戦訓も多数取り入れ改良もされたのであろう。
航空機があれば艦隊なぞ恐れる事は無い!と思われてたが・・。
やはり戦艦は最強なのだ!!
スプールアンスはニヤリと笑い、今宵の夜戦を楽しみにしてた。
叶わぬと思ってた対戦艦戦闘の願いが叶うとは・・。
「スプールアンスだ!全艦隊に告ぐ。
戦闘可能な艦は全て徹甲弾、並びに魚雷を装填し対戦艦戦に備えよ。
敵は夜半過ぎに突入の模様。」
我が艦隊もレイテで多数の戦闘を熟し、コンゴーや諸々のジャップ艦隊を葬った勇士ばかりだ。
今や世界最強の艦隊は我が合衆国艦隊と言っても言い過ぎではなかろう。
かつて七つの海を支配したイギリス海軍も今や斜陽の艦隊。
我が軍のサポートに過ぎなくなってる。
ドイツも既に敗北間近。
敵はジャップのみ!
しかしまさかヤマトがオキナワに侵入出来るとはな?
想定外だが補給もナシにどうするつもりだ??
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敵はまさか大和が無補給で行動可能とは夢にも思っていまい。
普通ならヘロヘロになり、砲撃も弾を惜しみながら射撃が基本。
だが我が無敵艦隊は全て無補給の艦隊。
クケケケケケ。。
敵さんが腰を抜かす姿が目に浮かぶワイ。
次回、オキナワミッドナイトです。