日米激突!!半世紀以上早まった太平洋戦争2!
前置きです。
モクモクと黒煙を吐きながらアメリカの新鋭大艦隊は一路、日本へと針路を向けてた・・。
第一艦隊司令長官、チェスター・キンメル大将、
(当時の将軍は全て架空です。何せ軍艦すら架空なので、コレで良いのだ!)
は、素晴らしい新鋭艦に座上し、まだ見ぬジャップを思い浮かべてた。
旗艦バージニア号のバゴタマストの上では水兵が忙しそうに駆け回ってた。
この様な巨艦を五隻も一度に建造出来る国家は現在の地球上では我がアメリカだけだろう。
ゆっくりと経済速度10ノットで進み、敵との交戦に備え訓練を繰り返してた。
この艦隊は初陣なのだ!!
だが糞ジャップなら良い訓練相手になるだろう。
キンメル大将はコーンパイプの紫煙をくゆらせ、水平線を眺めてた!
その頃・・・。
「伊藤さん、敵さんノロノロと太平洋を行進してますよ。」
「ヤマダ殿、我々とは違うのですよ。この時代の海軍なら凄い脅威でしょうね。(笑)」
オイラと伊藤さんは衛星から写された敵艦隊の動向を大和のブリッジで見学してたのだ。
どう処理しようか?と悩みながら敵の動向を探ってた。
あ、現在は貿易を一切取りやめております。
アメさんが攻めて来ると知った各国は慌てて帰りましたので無問題ですね。
38式小銃も大量生産し、コピー化も果たしてるそうです。
まあアレはコピーされる前提で輸出してたのでコレも無問題。
この時代に日本の地位を確実にしておけば、後の大戦が始まっても舐められる事も無いでしょう。
日露戦争も無いかも知れません。
東郷中尉は我々の話を聞きながら目を丸くしてた。
この大和と言う巨艦でも驚きなのに、更に宇宙に目を持ち敵の動向を居ながらにして監視。
コレでは敵が哀れでは無いのか?
英吉利に留学してた頃、何て日本は遅れてるのだ!と嘆いていたが、今や日本は世界一の先進国。
未来を歩いてるとも言える。
私が日本海海戦を指揮し名提督になると言うが、この艦隊を見た後では、
そんな気もしない。
今やアメリカの新鋭艦隊が哀れで可愛そうで・・。
東郷中尉が何か悩んでいる感じだが、伊藤提督が彼にそっと言うのだ。
「東郷中尉、敵に情けをかけるなよ。その情けが仇となり祖国に牙を剥くのだ。
半世紀後に起こり得る太平洋戦争ではアメリカは徹底的に我が国を廃墟にし、
多くの無辜の民を殺害するのだ。
牙を剥いた敵には一切の容赦は不要。
徹底的に壊滅させ戦訓を敵に持ち帰らせるなよ。」
東郷中尉はあまりにも壮烈な言葉にショックを受けていたが、自分の優しさがやがては・・、
と、思い知り、考えを改める事にしたのだ。
後に非情の提督とも呼ばれる東郷の思想が固まった瞬間だった。
大和を筆頭とする真連合艦隊は米軍の進撃する太平洋の海を目指し出港。
日本中の総監部母港から艦隊が出撃。
戦艦、巡洋艦、駆逐艦、内緒だが潜水艦も出撃。
僅か5~6年で多くの優秀なサムライ上がりの兵士が立派な海軍士官として成長。
もし西南の役でこのサムライを喪失してたら、ココまでの海軍の整備は自分が居ても不可能だったろう。
人は宝!ですね。
港では多くの民間人が日章旗を振り回し頑張って~~と叫んでる。
写真こそNGだが、日本人には戦艦の名前も周知させてるのだ。
海軍の悪しき伝統、機密主義は海外だけに留め、国民には周知させてます。
彼等が納める税金で作る艦隊ですからね!
さて、ようやく敵と相まみえる時が来ました。
次回で決戦です。敵さんが涙目かも?(´;ω;`)ウゥゥ




