日米激突!!半世紀以上早まった太平洋戦争1
まだハワイ併合前の時代にアメさんと激突。
第21代合衆国大統領チェスター・A・アーサーは決断した!
邪魔で目障りなイエローモンキーを潰すなら今だ!!と・・。
近い内にハワイも占領する予定だったが、それよりもジャップを潰す方が先だ!
新型巨大戦艦を五隻も並べればジャップも真っ青になるだろう。
バージニア級はベースのバージニアを旗艦とし、
ネブラスカ | ジョージア | ニュージャージー | ロードアイランドと五隻も揃えたのだ!
技術者や工廠関係者は相当の苦労をしたそうだが、現代(1883年、明治16年です。)
では世界最強の巨艦だと思う。
(1900年代に開発された戦艦を前倒しで設定です。)
ジャップも1万トン程度の艦を建造してると聞くが、せいぜい一隻だろう。
主砲も巨大な33cm主砲と言う巨砲だ!
コレで敵を撃てばどんな豪傑でもビビるし勝てるだろう。
大笑いしながら大統領チェスター・A・アーサーはまだ見ぬ未知の蛮族の国、日本を思い浮かべてた。
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ほほぉ~~。
何時の時代でもアメさんはジャイアン思考ですね。
デカイ戦艦(笑い)を浮かべて日本を攻める予定みたいですが・・。
大和を筆頭に、長門、敷島、三笠、陸奥、桜島、霧島、富士と大和以外でも全て5萬頓の巨艦です。
もちろん補助艦たる駆逐艦、巡洋艦、輸送船。そしてこの時代ではあり得ない潜水艦も建造済。
陸軍は国内限定で海軍偏重に育ててます。
東郷提督(予定)も帰国後即座に海軍に入隊。
未来の連合艦隊司令長官を目指し頑張ってます。
現在は伊藤提督の補佐として大和に乗艦。
歴史上では偉大な提督、アドミラル東郷ですが、現在はまだ新米士官。
伊藤提督がしっかりと長年、培った海軍技術を東郷平八郎中尉に仕込んでいた。
内心、偉大な提督に仕込むなんて恐れ多いと思ってたそうだが、
西郷が「バンバン仕込んでくいやんせ!」と押し切られ東郷に海軍技術を教える伊藤提督である。
「伊藤さん、アメリカが戦争仕掛けるみたいですよ。1,5万トンの戦艦を五隻建造したそうです。」
「この時代に1,5萬は凄いですよね。かなり無理してるのでは??」
「まあ日本も人の事は言えませんが、私が居ますからね。(笑)」
「西郷大統領に相談に行きましょうか?」
「ですね~~♪」
大和を降りると迎えの短艇で江戸城の西郷を訪れる。
その頃、西郷は明治天皇と同じ建物で生活し、施政を行って居た。
公家を全員解雇した事で信用出来るのは西郷だけ!と明治天皇は西郷に全てを任せてたのだ。
西郷が怖いと逃げた公家などをすっかり見限り、新しい天皇制度を模索してたのだ。
未来でも皇室関係者は公家上がりで占められて居たが、今回の事変で大勢の公家が脱落。
逆に元侍関係者が皇室と近しくなると言う逆転現象も発生。
大久保利光も誘われたが、さすがに辞退したのだ。
西郷閣下を裏切ったのは私。
それが政府関係者に残れただけでも恩に感じるのに、皇室関連なぞ恐れ多い。
今後は官僚として頑張り、公務員の土台を構築する事に一生を賭ける!だそうです。
「陛下、西郷大統領。ヤマダです。」
オイラと伊藤閣下、それに東郷中尉は江戸城の政府区画に面会を申し込みに行った。
「陛下、西郷大統領。アメリカが・・・。」
西郷も予想はしてたが、意外と早くアメリカが戦端を開くのにはさすがに驚いた。
そしてこの時代にヤマダ資産もナシに15000頓もの巨艦を建造出来るのはさすが!と感心した。
「ヤマダどん、全てを任せて良かどかい?」
「ええ、伊藤閣下も今のウチにアメリカを叩き潰せれば布哇を独立国のママに出来るし・・、
と、開戦に賛成です。まあ負ける心配はあり得ませんがね。」
何せ前史でも強大な物量を誇る連合国を下した無敵艦隊だ。
アメリカを暴走させれば、世界も荒れる。
将来ドイツやイギリスとも対立するだろうが、今はアメリカを潰そう!
「伊藤さん、この時代で未来を決めてしまいましょう!!」
ココに超無敵艦隊とアメリカの激突が確定したのだ!(大笑い)
次回、真太平洋戦争開幕!!




