無敵艦隊、明治帝國に君臨ス!
ようやく西南の役編終了。
次回から激闘編です。>凹り編かも?(;^_^A
新生政府軍所属となった大和以下の各艦は、東京湾を母港にし、帝國の要となる事が決定した。
大和の技術を転用し、軍艦を多数建造。
陸軍は侍上がりの兵士を主力とし、徴兵制度は廃止。
志願制度のみとする事となった。
「天子様、如何でごわす?こん大和っちゅう巨艦は?」
西郷はヤマダを従え、東京湾に浮かぶ大和の艦橋にて陛下を案内してた。
「ウム。まさか城よりも巨大な船が鉄で浮かぶとは?朕も驚いたぞ。」
「おいどんもですたい。ヤマダどんの指揮で日本の近代化も更に加速しもす。
それこそ欧米を追い越すのも数年程度で終わると言う話ですたい。」
ヤマダは黒子となってるが、西郷に生きて働いて貰うためなら、大和を潰しても構わない。
それ程惚れ込んでいたのだ。
幾多の人間と出会ったが、西郷隆盛ほどの雄々しい人間は歴史上でも稀有だろう。
彼を生かしてこそ、日本は隆盛出来たハズだ。
「西郷先生、自分で出来る支援はこの大和乗員一同、ご支援致します。
存分に帝國を盛り上げて下さい。」
「・・ヤマダどん・・。あいがとごわす!」
西郷を窮地から救ったばかりか、最後まで付き合ってくれるとは?
さすがの西郷も感涙して泣いてた・・。
「大久保閤も西郷先生に従うそうで。」
「正助どんもおいどんがキッチリと従えもす。どうか容認したってくいやんせ。」
まあ西郷先生が良いならそれでもOKだが・・。
さすがに大和にヤツを乗せるのは拒否った。
大和には今も多数の薩摩の芋サムライ(日本最強クラス)が座上し、大久保を切る!!と騒ぐ連中も多数。
まあ政府内部の事務で頑張って貰おう。
あ、大和襲来時に政権を投げ出し逃げた公家のバカ共は全員権威剥奪!
特に岩倉具視は肝心な時に行先も告げずに遁走した罪でこれまで貯めこんでた預貯金全てを没収。
農奴とされ、二度と帝政に関われない様になった。
陛下をお守りする帝都皇宮警備は薩摩の元侍が就く事になる。
隊長は人切り半次郎と呼ばれた桐野 利秋。
西郷からも万一の際は陛下の盾になれる!と絶大な信頼を得てた。
西南の役が勃発してたら西郷と枕を共に殉じる覚悟もあった桐野なら・・と陛下も信頼。
如何に陛下が西郷を信じているかの証明にもなると薩摩の侍も大喜び。
桐野も間に合わぬ時は私が陛下の盾になります!と誓う程!
こうして旧薩摩の侍は役どころを得て、人生の立て直しを始めたのだ。
コレも西郷が生きてたからこそ。
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その頃、欧米諸国は焦っていた!
日本を取り込み欧米支配下にしようと目論み、大久保利通などを騙して内政を掌握する寸前で、
西郷隆盛が何故か覚醒!
巨大な軍艦と共に日本を再度掌握!
大久保なら何とか出来たが、明治維新の英雄、西郷隆盛は無理だ!
「チクショウ!ジャップの西郷が覚醒しやがった!」
「大久保利通も敗北したそうだ。それにスパイの話だと巨大な軍艦が現れたと聞く!」
「巨大な軍艦?せいぜい我々の軍艦程度だろ?」
「いや、それが島みたいな巨大な軍艦だそうだ!」
欧米帝国は何とか情報を集めて対応しようとしたが、既にヤマダがスパイ網を破壊して、
欧米諸国の人員を全て排除。
加えてヤマダが特亜大嫌いで、シナや朝鮮の接近を排除して、全ての情報統制も完了!
日本は文字通りの純日本人の帝國となったのだ!
海外との取り引きは鹿児島、長崎、神戸のみとし、鎖国制度も復活。
>日本が欧米諸国の文化を完璧に追い越すまで!
全国に鉄道網、並びに国道を敷設し、山間部に工業地帯を設置する。
おかげで過疎地の若者も喜んで工場に勤務をし、過疎地の人員流出を阻止!
過疎地も救う新しい日本とするのだ。
都市部では文化的開発を加速して、スモッグが発生するのを避けてた。
工業は出来る限り分散し、公害発生を抑える。
同じ地域に工業地帯が集中すれば、人口が離散するのは昭和の歴史でも明らか。
西郷にも、出来る限り地方も隆盛出来る国にする様に頼んでた。
そして物流網を発展させ、初期は鉄道。
自動車が発展したらトラック輸送をと目論んでた。
「ヤマダどん、さすがに歴史を知る人間が居るのは違いもんどな?」
「いえいえ。私共は実体を知ってるのみです。
西郷先生の大らかさがあれば何処の国でも暖かく迎えられます。」
西郷を制御出来ない大久保こそが元凶だったのだがね。
大久保は全ての閣僚から凹叩きされ、実権の無い政府内務閣僚として実務関係の責任者となる。
おかげで薩摩のサムライもようやく怒りを収め、西郷の側近として護衛を頑張ってる。
薩摩のサムライの半数は帝都防衛隊として勤務し、警察勤務も兼ねる事になる。>後の警視庁原型。
海軍は大和を主力に、各管区を設置し歴史通り、佐世保、呉、舞鶴、横須賀、大湊に加え、
鹿児島を総監部とした。
鹿児島湾の奥深い加治木の帖佐地区を埋め立て、巨大な軍港としたのだ。
コレには鹿児島県民も大喜び。
薩摩の誇りとして大加治木軍港を称えた。
大久保憎しの方、コレでお怒りを収めて下さい。




