無敵艦隊(アルマダ)西南の役に見参!!
西郷隆盛と大和のコラボです。
大東亜戦争を講和に持ち込み異世界へと旅立った無敵艦隊は何故か・・。
明治初期の鹿児島に寄港してた。
「ヤマダ殿、ココは??」
「西南の役寸前の鹿児島です。西郷さんを救いたいのですよ。」
「「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!」」」」
海軍にも西郷さんのファンは未だに多い。
かの東郷提督も英吉利留学中に西南の役が発生し、もし鹿児島に居たら城山で西郷さんと果てたかった!
と、言ってたのは有名な話。
当然海軍関係者も西郷さんに憧れる方も多い訳で・・。
「憎き大久保利通を討つのも良いですよ。」
オイラの閑話を聞いてた幹部や兵士も嬉しそうに聞いてたのだ。
「歴史をひっくり返し、西郷さん主導の日本にするのも良いですよね。」
皆の賛同を得て、我が無敵艦隊は鹿児島沖に錨を下ろし、鹿児島の私学校を訪れる事にした。
対する鹿児島市内は大騒ぎだった。
城よりもデカい船?が突然高速で現れ、鹿児島沖に錨を下したのだ。
当然私学校で政府に陳情に旅立つ寸前だった西郷隆盛にも一報が入る。
「西郷先生、沖合に巨大な城みたいな船が・・。」
「なんちな!(鹿児島弁です。」
西郷は沖合に浮かぶ大和以下の巨大艦船を見て驚いてた。
黒船とか日本政府の所有する戦艦がボートにも見えないほどの巨大な船。
しかも艦尾には日本の日の丸らしき旗が(旭日旗です。)。
「あいは日本の船か?それにしてもなんちフトか船じゃろか??」
しばらくすると、巨大な船からボートが下ろされ岸辺に接近して来た。
「西郷先生、アレは日本人です。しかも軍服を着ておりもす。」
西郷も驚きながらも上陸する人員を見守っていた。
「初めまして。西郷隆盛先生。我々は未来の日本から来ました日本海軍の軍人です。
私は代表のヤマダタロウと言います。
西郷先生、このままでは政府に蹂躙され先生も打ち滅ぼされてしまいます。」
西郷も黙って聞いてた。
「アノ戦艦は大和と言います。この世界のどの軍艦より巨大でハッタリも効きます。
アレで大久保利通を脅し下野させては如何です?歴史では先生を滅ぼしたのが大久保と言われてます。」
西郷は確かに我々が行軍し東京に陳情しても大久保は首を縦に振らないだろうと分かってた。
だが私学校の若者をこれ以上抑えるのは不可能。
暴徒となるくらいなら大義名分と共に果てるのも良かろう。と考えてたのだ。
そこへ・・。
「こいが未来の我が国の軍艦か?なんち大きい軍艦じゃ?」
島みたいに見える巨大な大和。しかも従えてる船すら今の日本ではあり得ない巨大な船ばかり。
あの船一隻でも政府のバカモンはビビるだろう。
それがこの大和なら??
「ヤマダどん、ほんのこっけ?我々に力を貸してくるっとな?」
「ええ、もちろんです。
このままでは大久保は西郷さんを討った仇敵として鹿児島にも二度と帰れなくなります。
彼のためにも先生が政府の主導となり我が国を変えて欲しいのです。」
私学校の若者も未来からの支援を聞き大喜び。
「先生、西郷先生!往きましょう。大久保に任せてたら我が国は終わります。
先生主導で日本を輝ける日本に。アノ船に掲げられてる旗の如く!!」
私学校のサムライは艦尾に燦然と煌めく軍艦旗にウットリしてた。
「竜馬くんにも見せたかったのぉ・・。」
西郷は決意した。
暴発寸前の若手を全員大和に乗せ、東京湾に乗り込む。
そして大久保を脅し政府を一旦解体。
この山の如く巨大な砲を見ればヤツ等も肝っ玉を引っ込めるだろう。
「ヤマダどん、我々と共に往ってくれもんか?」
「モチロンです。我が海軍の偉大な提督、東郷平八郎大将も喜ぶと思います。」
「東郷ドンをご存知か?」
「ええ、現在英吉利に留学してているのも承知です。この闘いには間に合わないのも。」
西郷は決意した。
別に東京を火の海にする気は無い。
だが兵士のみで陳情しても大久保はウンとは言わぬ。
あの政府に居座る公家どもも・・。
ならばどうする?
この巨大な船でヤツラを脅し、政府を乗っ取るしかなかろう。
勝てば官軍。
しかも無血で!
西郷は決意した。
「諸君、ヤマダどん、頼み申します。我が薩摩や諸藩のサムライを救ってくいやんせ!」
ここに巨大な船と巨大な偉人が出会い歴史を別なモノにしようとしてた。
せごどん見てて閃きました。(/・ω・)/




