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坊津沖にて

あの指パッチンヤマダタロウ、今度は主役は大和です!

昭和20年、4月7日、午前10時。天候曇り。


我が戦艦大和は沖縄本島突入を目指し豊後水道を抜け、大隅海峡に突入!

戦闘機の救援は望めず。

速力10ノット。


戦闘員の士気は高いが、確実に撃沈されるだろう。

すでに敵の電探には捕まり、攻撃圏内に入り次第ボコ殴りにされるのは確実。

対空火器を増設したが、実機に射撃したのは数度。

とてもでは無いが雲霞のごとく襲来する敵機を撃退するのは不可能だろう。


私の名は伊藤整一、海軍中将だ。

約3000名の部下を死地に立たせるアホウだ!


せめて相打ちならともかく、最初から撃沈確実な自殺特攻とは・・。


全く我が海軍の無能幹部はアホ揃い。自分も含めてだが・・。


敵は今頃空母甲板で暖気運転してる頃だろう。

我が大和に叩きつける爆弾魚雷を抱え・・。


嗚呼、神が居るなら救援を求めたい・・・。



( ^ω^)・・・呼んだ???


「ヘ・・・???」


「だから呼んだって言うの!助かりたいのでしょ?伊藤さん。」


「あ・・・貴方は??」


「神じゃ無いけど、神様から色んな能力を授かったヤマダと言います。」


何か信じられないけど、今すぐに大和や周辺艦隊を強化し、敵を撃退出来ると言う。


信じられんと言うと、目の前でディーブイディーなる映像機器を出し、

未来の軍艦の対空砲を見せてくれた。

コレを大和に装備し敵を撃退出来ると言う。

信じられんが、どうせ数時間後には海の底と覚悟してた身。

少しでも生き残れる時間が増えるなら・・と、改造を了承する。


色々とするので志布志湾に避退し、乗員を一旦下すそうだ。

どうせ死出の旅、多少時間が遅れようが無問題。


「全乗員、艦隊に告ぐ!装備見直しに付き、志布志湾に寄港する!」


艦隊の乗員はどよめいた。


もうすぐ死ぬ!と覚悟してたのが、寿命が延びたのだ!


艦隊は志布志湾の広い湾に錨を下ろし、全乗員が全て上陸。


>舷側に大量のタグボートが出現したのだ。


「ヤマダ様、コレで宜しいのですか?」


「OKです。今から艦隊を改造しますので見てて下さいね。」


そうヤマダ殿が言い、指を鳴らすと・・。


一瞬で光に包まれ艦の装備が一変!


「伊藤さん、最高速度は50ノット、主砲は変更ないですが、副砲を撤廃しミサイルを装備。

主砲もレーダー連動で自動照準です。狙えば必ず当たります。

対空砲はCIWSと言う自動装填自動射撃砲です。」


何と燃料は∞、砲塔の弾丸の無限装填と言う夢みたいな装備。

敵が来ても自動で撃退可能と言う。

最高速度50ノットで驀進しても無限の燃料で補充要らず。

砲弾も無限の無補給でOKだそうだ!

信じられぬが、この装備だけでも信じるしかない。

対空砲が旧式な砲手付きで無く、全て自動装填銃撃の素早い動き。

ウイーンと言う駆動音と共に砲が自動で動くのだ!


鹿屋からゼロ戦を一機飛来して貰い、周辺を飛行して貰ったら全て自動で銃が制御。

兵士は消火器や被弾時のダメコン要員だそうで。


「有馬さん、コレで大和は無敵になりますよ。沖縄を救いに往きましょ。」


彼こそが神の使いだ!!


我が帝國の窮状を救ってくれる御方。


すでに硫黄島は陥落し、帝都はB29の大爆撃を受けほぼ壊滅。

沖縄には怒涛の大艦隊が押し寄せ無辜の民が悲惨な目に遭ってると言う。


しかしコレなら・・・。


「お使い殿、ありがとうございます。コレで沖縄を救えます。」


「他の艦も同様の改造を施しました。」


何と矢矧以下の随伴艦隊も燃料無制限、砲撃も自動照準のCIWS装備。


勝てる!!


勝って沖縄を救うのだ!!


志布志に上陸してた乗員全員を呼び戻し、全速で沖縄に向かうのだ!


「全艦錨上げ!全速で沖縄に向け出港!!」


大和よ、沖縄を救うのだ!!







今回は艦隊中心で戦わせます。

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