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日常からの欠落者

作者: がんじん

毎日同じ日々が繰り返されていく。


繰り返されていく中で、日々から何かが欠け落ちて行ってしまっている気がする。


気が付かないそれは、こぼれ落ち続け、いつもと変わらない風景から大切なものがごっそり抜けおちてしまった。


それはどうしようもなく致命的で僕の心はそれを無くすことを悲しみ、胸をそっと抱え込んだ。


僕らは毎日何かを無くし続けてる。時間を、夢を、可能性を、希望を、青春を


そうやって無くし続けた僕は大人になり、無くし続ける日々を繰り返している。


僕は今日も朝起きてスーツ着て満員電車に乗り込む。


昨日と変わらない風景


昨日から何か欠け落ちてしまった風景


今ですらこんなにも失い、辛い思いをしているというのに、この世界はこれ以上何を失う事を要求しているというのだ。


もうなにもかも、自分自身すらも失ってしまい。


私という存在すべて初めから無かったことにする夢想をする。

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