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第一話「風紀委員!!」

超能力物ですが今回はあんましないです・・・

「怒られちった」

「そりゃ寝てればそうなるだろうよ」

僕の友人である新道悟しんどうさとるはそう言った。

運動は得意ではないが座学は飛びぬけて優秀な奴だ。

能力はサイコメトラー(精神感応者)。

「また徹夜でゲームか?」

「そんなところかなぁ」

「ほどほどにしとけっていつもいってるだろうに」

「あいあい・・・っと」

僕は適当に返事を返しながら席を立った。

「今日は学食か?」

「あぁ、お前さんは?」

「今日は弁当だ」

そう言って悟はやけに女の子っぽい包みの弁当箱を見せてきた。

「・・・作ってくれるやつがいるって羨ましいな」

恨めしげな目で僕は悟を睨んだ。

「お前も作ればいいさ、見た目は悪くないんだ」

「そうは言うけどさ・・・」

悲しいことに僕は身長が158cmしかないのだ。

「お前はいいよな、背が高くてさ」

「背の高さがすべてじゃないさ」

「はぁ・・・もういいや、行ってくる」

「おう」

そういって僕は学食に向かった。




「おーっすユーキ!」

そういいつつ肩をたたいてきたのは。

「どうした?元気ないなぁ、何かあったん?」

「・・・」

水野琉璃みずのるり、僕の女の知り合いの一人であり水泳部部長である。

ショートヘアーで活発な女の子。僕からしたら騒がしいだけの奴なんだが。

能力はウォーターサバイバー(水を操る能力)。

「いきなり叩かないでくれ、びっくりするじゃないか」

「その割には反応薄くない?」

笑いながら話しかけてくる、うるさい奴だ。

「お前さんを基準に考えたら人類皆元気がないだろうな」

「相変わらず可愛くないな~、顔は女の子みたいで可愛いのにぃ~」

「くっつくなぁ!」

僕はこの女が苦手だ。

「というか僕は男だぞ、恥ずかしくないのか?」

僕が睨みながら言うと。

「男だと初見でわかる人はなかなかいないとおもうなぁ」

にししと笑いながら言う。

「にししじゃないよ・・・というかご飯を食べに来たんじゃないのか?」

「おっとっと、そうだった。ユーキも一緒にどう?」

ぐいっ!と引っ張られる。

「どうせ無理やり連れて行くんだろ?勝手にしてくれ」

「お一人様ご案内~!」

もう一度言う、僕はこの女が苦手だ。



「はぁ・・・」

僕が幸せが逃げていきそうなため息をついていると。

「ん?優希じゃないか、少し疲れているようだが・・・また琉璃か?」

赤羽紅葉あかばもみじ、この学園の生徒会長でもあり幼馴染である。

才色兼備文武両道と絵に描いたような天才であり生徒からも信頼されている

赤毛のロング、スタイルも抜群な美女。

パイロキネシスト(炎を操る能力者)である。

「ま、いつものことですよ」

そういいつつ赤羽のほうを向いた。

「会長も疲れているんじゃないですか?」

「簡単に休める職ではないからな」

苦笑しながら紅葉は言った。

「お前もたまには手伝いに来てくれるとうれしいのだが・・・」

「会長~」

紅葉の後ろから声が聞こえた。

「っと、すまないな、これで失礼するぞ」

「会長もお仕事がんばってくださいな」

じゃあ、と会長は呼びに来た生徒会メンバーと共に去って行った。

「・・・教室に戻ろう」



「んー!」

授業が終わり体をほぐしていると。

「今日はどうするんだ?」

悟が聞いてきた。

「僕はこの後仕事だよ、悟は今日非番だっけ?」

仕事とは、要するに風紀委員である。

内容は学園及びこの街の風紀を守るみたいなものである。

「あぁ、そういやお前は今日だったか」

「じゃ、いってくる」

「気をつけろよ~」



「こんにちは~」

「こんにちは、日ノ本君!」

彼女は『風紀委員』のメンバーの一人、豊和梓ほうわあずさ

黒のボブカットで真面目な性格、そこそこ人気もあるらしい。

「今日は豊和とか、よろしくな」

仕事は二人一組でパトロールするのである。

「今日はよろしくねー!」

「ちんちくりん二人か、絡まれないように気をつけろよ?」

錦戸嵐、教師兼風紀委員の顧問である。

能力は無いらしい。

「先生ひどいですよぉ!」

僕と豊和が一緒になるといつも同じことを言う、飽きない人だ。

「はっはっは、ついな、つい」

「もー!」

豊和も女性の中でもかなり背の低い部類である。

「名前どおり豊かなら良かったのにな」

ボソッとつぶやくと。

「何かいった?」

睨まれてしまった。

「とりあえず行こうぜ、さっさと回って終わらせよう」



「あの先生もひどいよね!毎回毎回さ!」

豊和がぷりぷり怒っている、ちょっと可愛いと思ってしまうのも仕方ない

「しょうがないさ、能力者がいる場所で仕事しているんだ、ストレスもたまるよ」

こいつと組んで先生にからかわられて豊和が文句を言って俺がなだめる、一連の流れである。

「ん?おい豊和」

「んでねーってどうしたの?」

豊和を呼ぶ。

「オイオイ、なんでサイフの中にこんだけしか入ってねぇんだよ!」

「きょ、今日はゲームを・・・あっ」

「ほぅ?」

そういって不良が絡まれている少年のかばんをつかもうとする

「今時清々しいほどの不良だな」

こういうのも止めるのが風紀委員の仕事である。

「あんだぁ?・・・はっ、風紀委員かよ」

「お前さん一人かい?まぁ何人いてもかわらんけど」

「風紀委員なんてやってる偽善者なんかにやられるかよ!」

不良の周りの空気が怪しく動き始める。

「やる気?面倒くさいなぁ・・・」

僕は呆れながら構える。

「吹っ飛びなぁ!」

そう叫んだ不良だが。

「い、いってええ!?」

不良の手に吸い込まれるように何かが飛んでいった、あまりの痛さにのた打ち回っているようだ。

陸に打ち上げられた魚のようで少し面白い。

「今日は相手が悪かったな・・・残念」

「悪いことする人にはおしおきだよ!」

豊和が撃ったのである。

豊和の能力はクリエイトブレイズ(銃火器を作る能力)、筒状のものとグリップのようなものと弾丸にできるものがあれば即席の銃を生み出すことができる。

火薬があれば更に火力を上げることができる。

副産物として本人曰く天才的な射撃能力を得る事ができるらしい。

「あきらめて帰ったほうがいいと思うよ?、今日のところは見逃しといてあげるからさ」

僕が宥める様に話しかけると。

「ふざけんな!」

どうやら怒らせてしまったらしい。

ちなみに豊和の銃は素材が簡単なものであればあるほど威力が下がってしまう。

ましてや火薬を入れていない以上エアガン程度の威力しかでない。

まぁ弾は石ころのようなのであたり方によっては骨が折れてそうだが。

「ぶっ殺してやる!」

風を刃にして飛ばしてきた、って

「おいおい、危ないじゃないか」

流石にナイフの様な物が刺さったら痛いよね。

「な・・・なんであたっていないんだ!」

不良が動揺する。

「あたったらシャレにならないやつじゃないかそれ」

「ぐぅ!」

一つ、また一つ飛ばすが優希には届かない。

「なんでだよぉ!」

不良が更に焦りだす。

「見えないならどこからきても良いようにガードすればいいだけだよ」

不良に睨み付けながら。

「大人しく投降しろ、さもなくば強制連行だ!」

「クソがぁ!女のクセに!」

風を足に使いこちらにむかって突進してきた。

「やれやれだぜ・・・なーんてね」

不良の動きが空中で静止する。

「う、動けない・・・なんで!!」

もがこうとしているようだがビクともしない。

それもそうだ、動けないようにしているんだから。

「それと、僕は男だからね?」

思い切りお腹に拳を叩き込むと。

「うぐぇっ・・・」

うまい事伸びてくれたみたいだ。

「流石日ノ本君、お疲れ様!」

豊和も銃を解体して変わりに手錠を持ってくる。

「じゃ、君は反省室行きね?つらいだろうけどがんばってね☆」

笑いながらあんなことをいうあたり彼女はちょっとズレている気がする。

「学園に連絡は入れたから、後は任せよう」

僕は次の巡回場所に足を向けた。

「そうだねー、じゃ次いってみよー!」

「元気だな、お前さんは」

そういってまた巡回を再開するのであった。

お話の長さがどれぐらいがいいのか良くわかりませんねこれ

でも自分の妄想を垂れ流せるのは楽しいです

ちょくちょく他の漫画からのセリフを口にしますがこの世界にも似たような漫画があるということで

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