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20xx年7月7日。
約束の時間の前に場所につき、地面に持参した敷物を引いて、空を見上げた。
今年も、この街の空には満点の星空が輝く。
白く光るたくさんの粒が橋をつくり、織姫と彦星を年に一度だけ、引き合わせる。
人はそれをロマンティックだというけれど、私はそうは思えないの。
「紗夜」
久しぶりに聞く声に振り向こうとする前に、後ろから抱きしめられる。少し強いくらいの力に、いろんな意味で息が止まりそうになる。
その暖かなぬくもりに埋れたまま、彼の名前を呼ぶ。
「星弥、久しぶり」




